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訪日客バス利用促進へ パンフレットと案内板を千歳科技大生6人デザイン

2019/1/12配信

 北海道を訪れたインバウンド(訪日外国人旅行者)に千歳市内の路線バスを快適に利用してもらうため、千歳科学技術大理工学部情報システム工学科の3年生6人が市と共同で、乗り方を記載したパンフレットとJR千歳駅前の停留所に掲示する案内板をデザインした。市内でも増加傾向の訪日客に分かりやすい内容を目指し、学生たちは約3カ月にわたり学外へ飛び出して試行錯誤を重ねてきた。

 パンフレットは菅野百佳さん、齊藤陸さん、伊藤好輝さんで作成し、案内板は古川優花さん、大沼瑠さん、二階堂諒さんが設計した。

 市の交通政策部門と連携する小林大二准教授(人間工学)の指導を受け、講義で学んだ知識と技術を実社会で生かす授業の一環として2018年9月下旬から取り組んだ。9日には新千歳空港国内線ターミナルビルの北海道中央バス案内所にパンフレットを預け、千歳駅前の停留所に案内板を取り付けた。

 パンフレットはA3判の両面カラー印刷。表面にバスの見分け方から乗り方、支払い方まで、裏面に空港に接続する5路線の経路案内と時刻を盛り込んだ。

 検討した3人は空港と千歳駅の観光案内所を訪ね、訪日客が車両の行き先表示を理解できずに乗れなかったり、降車時に両替できない1万円札を差し出したりする現状を職員から聴き取った。外国人客約40人にもアンケートし、人気の高かった六つ折り型を採用した。

 内容に車両前方に路線番号と経由地、目的地が表示されている―と記載。空港接続の5路線は主な停留所名を並べ、あえて日本語を残して日本人に尋ねやすくした。千歳市内の各ホテルの情報も載せた。菅野さんは「大事な内容を選ぶのが大変だった。初めて千歳に来ても安心してバスに乗れるように心掛けた」と話す。

 案内板はA2判6枚を千歳駅前の停留所6カ所に設置した。路線名や系統番号、目的地などを記し、空港行きの停留所は多言語対応とした。

 設計した3人は日常使う市民、訪日客双方に見やすい案内板にするため、伝えたい内容を視覚的に理解できる絵柄「ピクトグラム」をふんだんに配した。バスの他にも空港を示す飛行機や支笏湖温泉を示す温泉のマークを載せた。

 4種類の試作デザインを基に市の担当者と打ち合わせを重ね、現地では利用者100人にアンケートを実施。最終的にバスのピクトグラムと「バスのりば」の文字の両方を使った。

 古川さんは「利用者や市の人など第三者の意見を聞き、自分たちのデザインの良しあしが分かった。『良い』と言われた部分を組み合わせて出来上がった」と振り返る。

 千歳に来た訪日旅行者の目に最初に触れるパンフと看板。市企画部は「学生の若い視点で作っていただき、感謝したい。引き続き連携し、旅行者の利便性向上を目指したい」としている。

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