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千歳・恵庭

荷さばき場整備 安全確保、作業効率化へ-SIACT敷地拡張

2019/1/10配信

 千歳市や道などが出資する第三セクターで新千歳空港の国際貨物を荷役する札幌国際エアカーゴターミナル(SIACT、千歳市)は隣接する国有地を借り入れて敷地を拡張し、社屋の前に荷さばきスペースを整備した。職員の安全確保と作業の効率化が狙い。2020年に予定されている道内7空港の民間委託では、運営権者となる特別目的会社(SPC)の完全子会社となることから、担当者は「貨物量が伸びている中での安全対策。設備をSPCにしっかりと引き継ぎたい」と話している。

 従来の敷地の総面積は1万4700平方メートル。同社が取り扱う貨物量は近年大幅に増加している一方で、荷物を運んでくるトラックが周辺で渋滞し、敷地内ではトラック、作業者、フォークリフトなどで混み合うため、接触事故の危険性も高まるなどの課題があった。昨年度からは道路から敷地内に通じるゲートを開く時間を早めたほか、敷地内では職員の駐車場で荷降ろしするなど応急的に対応していた。

 抜本的な解消を目的に昨年10月、北東側に隣接する2700平方メートルの国有地を借り入れ、敷地を1万7400平方メートルに拡張。社屋の前にあった職員駐車場の一部を移設し、約3300平方メートルの荷さばき場を確保した。また、出口ゲートを新たに設けて構内の車両の動きを一方通行に制限した。

 同社や国土交通省によると、国有地の借入費用は年間約300万円、総工費は4625万円で、整備は昨年12月20日に完了している。職員は「トレーラーを止める場所が確保でき、効率的に荷さばきできるようになった」「フォークリフトと交錯しそうになることもなくなった」―などと口々に実感を話していた。

 同社の取り扱う貨物量は17年度輸出入の合計で過去最多の1万7000トン。18年度に入ってからも好調に推移しており、4~11月の輸出入貨物量は前年同期比2倍の1万6700トンに上る。今年度も過去最多を更新する見通しだ。担当者によると主力となるホタテの輸出急増が全体を押し上げており、中でも韓国経由で中国広州に運ばれる量の伸びが著しい。

 道内7空港の民間委託で国が昨年3月に示した実施方針によると、SPCは同社の全株式を15億2800万円で買い取ることになる。

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