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千歳・恵庭

時代が変わる転換の年 恵庭商工会議所・中泉澄男会頭・新春インタビュー

2019/1/10配信

 ―昨年を振り返って。

 昨年9月の胆振東部地震は恵庭市内も震度5強と強い揺れだったが、近隣に比べると被害は少なかった。停電で物資が滞り、さまざまな業種に影響が出たものの、会員企業にそれほど大きな被害がなかったことは改めてよかった。どちらかというと恵庭では台風による農家への被害が大きかった。

 ―今年の展望は。

 市内企業を対象とした景気動向に関するアンケートでは「景気が悪い」という声は少ない。好景気とまではいかないが、売り上げは少しずつ伸びているというところが多い。

 今年は元号が変わり、東京五輪も来年に控える。時代が変わる転換点の年。平成が始まった30年前は青年会議所の理事長を務めていたが、当時も景気は悪くなかった。社会全体が変わっていく中でさまざまな影響が出てくる。

 中でも消費税が上がるのは大きなこと。早めに分りやすく情報公開してほしいが、まだ断片的。住宅ローン減税の3年延長だとか、他にもこれからいろいろな景気対策のメニューが出てくると思うが、業種によって恩恵があるところ、ないところがあるかもしれない。会員企業向けに研修会を開いて情報提供していく。ポイント還元制度のスタートに向けてキャッシュレス会計の導入も支援していかなければ。

 ―市の積極的なまちづくり推進事業について。

 商工会議所は行政と連携して企業の経済活動を支援していく立場。原田市政の目玉の一つである道と川の駅と連携した花の拠点整備事業は、恵庭に足りないと言われていた宿泊施設の新設や、農産物直売所・花野菜(かのな)の拡大もあり、地域経済の起爆剤として期待している。

 商工会議所も今年設立される花の拠点の総括管理運営会社に参加する。出資比率などはまだ決まっていないが、これから体制がはっきりしてくる。市外から多くの人が来るので、市内の事業所をPRしたい。特に宿泊者には飲食に関する情報が必要になる。しっかり発信していく。

 ―企業の人手不足対策は。

 これという特効薬はないのが実情。国の入管法改正で外国人労働者の雇用がどうなるか。今後、避けては通れない人材確保の形だと思う。採用する側も勤める側もお互いに安心してやっていけるシステムをつくらなければ。企業は「見える化」が必要。どんな会社なのか疑問をきちんと解消し、情報をオープンにしていくことが大切。

 恵庭の高校生や大学生は市内より市外に就職する方が多い。この課題をどうするか、会員企業ともう一度突き詰めて考えていかなければ。新卒だけではなく都市部からのUターン就職も進めていきたい。

 ―今年のキーワードは。

 「連携」という言葉が一つの鍵になる。平成の30年間に区切りがつき、時代の流れが変わってくる。いろいろな意味で新しいことが始まる年。こうした変化の時こそ、会員企業同士が改めて支え合い、情報を共有しながら連携していくことで、どんな状況にも対応し、何とか乗り越えていくことができると思う。

 平成が間もなく終わり、新しい時代の幕開けとなる2019年。消費税引き上げ、入管法改正による外国人労働者の増加など、さまざまな変化を迎える中で、地域経済を支える商工会議所はどのような役割を担っていくのか。恵庭商工会議所の中泉澄男会頭に聞いた。

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