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新政府専用機お披露目 航続距離伸び快適さ増す-空自千歳基地

2018/12/7配信

 千歳市平和の航空自衛隊千歳基地で6日、次期政府専用機ボーイング(B)777―300ER型機が初めて報道公開された。機体の概要などを担当者が説明し、機内の一般区画と随行員区画をお披露目した。

 政府専用機B747―400、愛称ジャンボの2機は2018年度末で退役し、19年4月1日からB777の2機が運航する。うち1機は8月17日に千歳基地に到着し、運用する特別航空輸送隊(富崎秀樹司令)が飛行訓練などを積んでいる。

 B777のサイズは全長73・9メートル、全幅64・8メートル、全高18・5メートルで、従来機と比べて若干細長くなった。エンジン数も現行型の4基から、2基の双発機に変わった。巡航速度は従来機と同等の時速約900キロで、航続距離は約1割増しの約1万4000キロとなった。

 この日は航空幕僚監部が報道公開し、新聞、テレビ、専門誌などの記者ら約50人が参加した。格納庫前に新旧の機体を並べて公開し、機内の一般区画と随行員区画の撮影を許可。貴賓室や秘書官区画、操縦席などは警備や保全を理由に公開しなかった。

 公開した区画のうち、首相らを同行取材する記者らが乗る一般区画は、民間機のプレミアムエコノミークラスと同じ仕様で、座席数は85席と従来と比べて4席減。首相の随行員らの区画はビジネスクラスと同等で、21席と12席減となったが快適さが増し、6席の会議室も同区画隣に備えた。

 記者説明で富崎隊司令は「輸送隊は1993年に部隊編成されて以来、天皇・皇后両陛下や首相などの輸送任務を実施してきた」などと振り返り、「B777の訓練を部隊全員で実施している」と強調。同隊約150人態勢で19年度の運用開始に万全を期す心構えを示した。

 空幕によると、次期政府専用機の残る1機も12月中、早ければ来週にも千歳基地に到着する。従来機は来年3月末の退役後、利活用などは現時点では未定としている。

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