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千歳・恵庭

人命救助と初期消火で千歳市消防長が感謝状

2018/10/16配信

 千歳市消防本部(橋本悟志消防長)は秋の市民火災予防運動(31日まで)初日の15日、新千歳空港で意識を失い倒れた男性の救命活動に貢献した3事業者1個人、火災の初期消火に尽力した男性3人に消防長感謝状を贈呈した。救命と火事の現場に遭遇した人々の迅速で的確な連携が危機にさらされた人命や施設の安全を守った。

■4者でつなげた救命

 人命救助に携わったのはANA新千歳空港、キャスト、北海道東急ビルマネジメント新千歳空港事務所の3事業者と現場に居合わせた札幌市白石区、理学療法士中尾学人さん(28)。

 60代男性が国内線ターミナルビル2階で突然倒れたのは7月4日午後2時50分ごろ。ANAの志賀彩未さん(27)は男性の意識不明を確認。上司に119番通報を頼み、自身は近くにあった仕切り板で男性の周りを囲ってプライバシーを保護。キャストの岩館志帆さん(21)は案内カウンター裏のAEDを運ぶよう同僚に指示。看護師に救命法指導の経験を持つ中尾さんと東急ビルマネジメントの押木邦彦さん(61)が胸骨圧迫と自動体外式徐細動器(AED)を施し、4回目の電気ショック前に男性の脈拍が戻った。

 岩館さんは「もう少しスムーズにできれば良かったが、男性の回復を聞いてほっとした」とし、中尾さんは「一人ではできず皆さんの協力で命を助けられた」と語る。

■通報し窓割り消火

 火災を初期消火したのは市内の工場に勤める会社員花岡真さん(46)、現場に隣接するビルの飲食店「ナイト・イン・プレミアム」マネジャー三宅幹夫さん(54)、店長上條馨太さん(27)。

 火事は9月16日午前2時10分ごろに発生。市内清水町2の木造2階建て飲食店から出火、店内の一部を燃やし約40分後に鎮火した。店内は無人でけが人はいなかった。

 店前を歩いていた花岡さんは窓際で立ち上る炎を発見し、冷静に119番通報。1階に駆け下りた上條さんが現場に居合わせた三宅さんに店の消火器を手渡した。瞬く間に燃え広がる炎を前に上條さんは意を決し石で店の窓を割り、三宅さんが消火器を使い、火を鎮圧した。

 贈呈式には花岡さんと上條さんが出席。花岡さんは「会社の火災訓練で言われた通り落ち着いて行動した。訓練の重要性が分かった」、上條さんは「窓を割るのに多少の抵抗感はあったが、誰かがやらなければと思い必死だった」と振り返る。

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