校舎に元気な声響く 小中学校5日ぶり再開-千歳
2018/9/10配信
胆振東部地震の発生以来、臨時休校になっていた千歳市内の全小中学校が10日午前、5日ぶりに再開した。小学校周辺では教職員や千歳っ子見守り隊が街頭や校門付近に立つ中、保護者に手を引かれて登校する姿や先週以来の再会に手を取って喜び合う光景がみられた。この日は、午前授業で11日からは給食も提供する。
千歳高台小(大久保篤校長・児童246人)=富丘=では、全校集会を実施。大久保校長は「身近に困っている人がいたら声を掛け合って助けてほしい」と呼び掛けた。児童たちは大きな声で「はい」と返事をしていた。
その後、2年1組(橋本美香子教諭・児童20人)では、地震発生時の様子や今後について共有。同校は3日に地震発生の避難訓練を実施していた。子供たちは「訓練を思い出して頭を守った」「物が落ちてこないところに逃げた」と振り返って発言。橋本教諭は「水も電気もいくらでもあるわけではない。今後できる節約を探してみよう」と話していた。
高台小では6、7両日に6年生の修学旅行を予定していたが、10月に延期した。