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北海道胆振東部地震

新千歳も機能停止 水漏れや壁剥がれる

2018/9/6配信

 地震の影響を受け、新千歳空港ターミナルビルでは水漏れが起きたほか、天井の一部が剥がれ落ちるなどの被害があった。一部のフロアが水浸しになっており、飲食店の食器や、土産物屋の商品が散乱し、ビル内の様子は普段とがらりと変わった。

 空港ビルは終日閉鎖される。新千歳空港ターミナルビルディングによると、電力が供給されていないことから復旧のめどは立っていない。

 国土交通省新千歳空港事務所によると、2本ある滑走路に異常はなかった。

 千歳市内の大手企業も地震による停電を受け、操業を停止するなど震災の対応に追われている。

 泉沢のデンソー北海道は、地震の発生時は操業中だった。従業員300人を避難させた後、操業を休止して従業員を自宅待機に。同社は「電力の復旧を待って再開したい」としている。

 上長都のダイナックスも直ちに従業員を避難させ、操業を停止した。窓ガラスが割れる被害はあったが、従業員にけがはなかった。電力が復旧次第、再開するという。

 上長都のキリンビール北海道千歳工場も施設に被害はなかったが、6日は製造を休止した。

強い地震不安募る 声震わせ「怖かった」

 6日早朝に道内を襲った強い地震。発生直後の千歳、恵庭市内では、揺れに驚いて外に飛び出し、暗闇の中で心配そうな表情を浮かべる市民の姿が街頭に多く見られた。停電により道路の信号が停止したほか、事業所や小売店の営業にも影響が出ている。多くの人が不安の中で朝を迎えた。

 千歳市錦町で飲食店を営む女性(74)は、地震時は店内で仕込み中。大きな揺れに付近の駐車場に避難した。食器が割れるなどの被害があった。「こんな大きな地震は初めて。怖かった」と声を震わせた。千歳市春日町の友人宅に泊まっていた札幌市の女性(23)は「アパートが崩れるかと思うくらいの揺れ。このまま死ぬのかと思った」と不安の表情を浮かべた。

 停電による影響も広がった。春日町のコンビニエンスストアではおにぎりや携帯電話の充電機器を買いに来る客が停電のため真っ暗になった店内に列をつくった。経営する男性(61)は「冷凍食品が解けてしまう。早く復旧してほしい」と願った。勇舞の男性会社員(55)は「家の冷蔵庫はスイッチで開閉するタイプなので、飲食できない。いつまで停電が続くのか」とため息を漏らした。

 恵庭市緑町の複合施設「えにあす」に避難した男性(34)は「いきなりドーンと地震がきたので焦った。うちは壊れた物はないが、同じマンションの上の階はひどかったらしい。昨日の強風と重なっていたら大変だった」と表情を曇らせた。別の男性(65)は「ものすごい揺れだった。家の中は食器が割れてめちゃくちゃ。落ち着いたら家の様子を見に行かない」と肩を落とした。

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