「古里に恩返ししたい」 ミス・ユニバース国内3位を市長に報告-千歳出身・豊澤さん
2018/6/1配信
2018ミス・ユニバース北海道代表として日本大会に出場し、3位に輝いた千歳市出身の専門学校講師豊澤瞳さん(27)が5月31日、山口幸太郎市長を表敬訪問した。受賞を報告し、生まれ育ったふるさとに感謝の思いを話した。
2回目のエントリーで1月に道代表の切符をつかんだ豊澤さんは小中学校時代を千歳で過ごした。178センチの長身を生かしバレーボール強豪校の虻田高校に進学。社会人になってからも2018年3月まで市内で暮らしていた。今春からは札幌ビューティーアート専門学校(札幌市)講師となった。
大会で着用した高さ17センチのヒールと純白のドレス姿に道代表の証しのティアラを着けて市長室を訪ねた豊澤さん。「千歳で生まれ育ったので、恩返しとして地元に貢献したい」と意欲を示すと、山口市長も「せっかくご自身で切り開いた道。まちづくりのご支援をお願いしたい」と応じた。
日本大会は3月に東京都内のホテルで開催。36都道府県から各地の頂点に立った代表36人が集結し、スピーチや水着審査などに臨んだ。3位の結果について「上位のうれしさと日本一になれなかった悔しさの両方がある」と感想を述べ、「今回の経験や努力はこれからの自信の源になると思う」と語った。
2カ月の短い準備期間中には独学の栄養学を生かした食事やトレーニング、自己分析で本番に備えた。当日のスピーチでは2歳から取り組んだスポーツ経験を基に体を動かすことや健康の重要性を訴えたという。最後の出場機会に「一度きりと思い、時間もエネルギーもすべてを懸けた」と言う。
市観光企画課によると、今後は観光ポスターへの起用や7月に開かれるスカイ・ビア&YOSAKOI祭へのゲスト出演などを要請する方針という。