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千歳・恵庭

訪日客に通信環境提供 新千歳で無料SIMカード配布開始

2018/5/15配信

 訪日外国人旅行者向けスマートフォンアプリで送客事業を展開しているWAmazing(ワメイジング、東京都港区)は、自社アプリを通した日本国内での電話や通信に必要なSIM(シム)カードの無料配布を新千歳空港で開始した。移動など無線通信Wi―Fi(ワイファイ)の圏外でも通信環境を提供することで、提携する宿泊施設や観光施設への誘導につなぐビジネスモデルの普及を目指す。

 香港、台湾、中国といった中華圏の国や地域で使われる繁体字と簡体字向けサービス。利用は来日前にアプリを取り込み、氏名や旅程などを入力して無料の会員登録を行う。リクルートの宿泊施設予約サービスとも連携している。

 「SIMカード」はスマホなど携帯電話加入者の識別番号を記録し、あらかじめスマホに挿入されているカード。ユーザーが、これを同社の無料カードに交換することで専用アプリを通じた通信環境が出来上がる。

 新千歳では8日、国際線旅客ターミナルビル2階の到着ロビーに受取機を設置した。利用者が事前に受け取ったQRコードを端末画面にかざすと、無料SIMカードが出てくる。カードは15日間の期間限定で通信容量は500メガバイト】。不足すればアプリ上で追加購入できる。

 同社は無料カードを呼び水にアプリの取り込み数と会員数を増やし、宿泊施設や観光施設の検索や予約、購入の増加で送客規模の拡大を見据える。

 2017年2月に成田でサービスを始めて以来、関西や中部、羽田などに拡大してきた。同社によると、4月末時点の取り込み件数は香港と台湾を中心に13万7000件。今後は提携施設からの送客手数料を収益の主軸とする考えという。

 新千歳は18年3月27日に始めた函館に続き道内2カ所目。アジア圏からの好調な訪日客数に着目した。昨冬からスキー場の紹介から用具貸し出し、レッスン予約も受け付け始め、冬季観光で人気を集める道内での需要を見込む。

 同社は16年7月創業。将来的に道内を含め対象中華圏の国や地域の国際線が発着する全空港でサービス展開を目指す。担当者は「新千歳はこれまで利用者から使用希望の多かった空港。大きな入り口を一つ確保することができた」と話している。

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