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千歳・恵庭

広がる介護予防サロン 見守り、交流機会を生む

2018/5/10配信

 千歳市内の各町内会や老人クラブが自主的に開催する「介護予防サロン」が広がりを見せている。現在までに市内43町内会と2老人クラブがサロン活動を展開。市が推奨し、介護予防を主目的とするサロンには、高齢者の見守りや交流の機会になるなどの副次的効果も生まれている。

 サロンは各町内会や団体の介護予防リーダーが企画し、運営する。手と脚の筋肉を鍛える「いきいき百歳体操」、栄養の摂取には欠かせない、そしゃくと飲み下す力を保つ「かみかみ百歳体操」、頭の体操である脳力トレーニングを行う。寝たきりと認知症を防ぎ、介護予防につなげる狙いだ。開催に当たっては、市介護予防センターが協力している。

 サロンの広がりは顕著だ。事業開始当初の2014年度の7団体から、15年度には13団体に増加。16年度に25団体、17年度には45団体までに増えた。参加者の累計延べ人数も、14年度の1936人、15年度の1万6263人。16年度の2万4851人と右肩上がり。17年度には2万8154人となった。養成講座を受講しリーダーとなった人材も、現在は268人を数える。

 北栄東町内会の老人クラブ「寿クラブ」は、今年1月からサロンを開始した。毎回、会員と住民ら20~30人が参加。予防リーダー5人が運営に臨む。

 4月下旬に開かれたサロンでは、体力測定とかみかみ百歳体操を行った。和気あいあいとした雰囲気で、会員同士の交流の機会にもなっている。予防リーダーの嘉代京子さん(74)は「来ない人を『どうしたの?』と気遣うなど、安否確認もできます。健康だけでなく、コミュニケーションの機会です」と効果を話す。

 同クラブ副会長で予防リーダーの平田勝三さん(85)は「『他の地域ではサロンをやっている。うちではやらないのか』と要望があったんです」と開始のきっかけを説明。「みんなのためだけでなく私自身のためでもある。楽しい内容にして、皆さんに『また来たい』と思ってほしい」と今後の運営に意欲を見せた。

 健康維持・増進だけでなく、地域のつながりづくりにも効果があるサロン活動。介護予防センターは「皆さんが集まることが、高齢者の居場所づくりや地域づくりにつながっていく」と社会的な効果を強調している。

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