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千歳・恵庭

春の支笏湖観光幕開け 大きな鍵投じ「湖水開き」

2018/4/16配信

 支笏湖温泉地区に春の観光シーズン到来を告げる「第42回湖水開き」のセレモニーが15日午前、行われた。朝方の雪が小雨に変わった湖畔で地元や自治体、商工関係者ら約70人が参加して神事に臨み、遊覧船上から湖に大きな鍵を投じて安全と繁盛を祈った。

 支笏湖まつり実行委員会(福士國治委員長)が主催。支笏湖観光船レストハウス内で神事を行い、出席者が祭壇に玉串をささげた。千歳市の横田隆一副市長があいさつで10年連続の水質日本一や「氷濤まつり」の盛況に触れ、「千客万来のにぎわいを心から祈念します」と述べた。

 式典参加者を乗せた遊覧船を出港し、静穏な湖面を進んで約1キロ沖合に移動。千歳支笏湖小の6年生、佐々木陸君と吉田輝星君が協力し、長さ約1・5メートル大の「鍵」を投下。季節の扉を開いた。続いて滝沢順久千歳商工会議所会頭ら乗船する人たちが採卵から体長3センチに育った「湖の恵み」ヒメマスの稚魚を次々と放した。

 ほとりでは、うっすら雪化粧し直した湖周囲の山肌や木々、山に垂れ込める雲海を眺める観光客たちの姿が見えた。

 今年はNHK紅白歌合戦に15年連続出場するなど活躍する「ご当地ソングの女王」水森かおりさんが先月、新曲の「水に咲く花・支笏湖へ」を発表したばかり。「『水に咲く花』とは」との問い合わせが増えてきたことが地元観光施設の話題になっている。答えは湖―千歳川に見られる水草の一種、チトセバイカモ。福士委員長は「支笏湖を見たいという思いが全国に広がってくれれば」とブーム到来に期待を寄せていた。

 同日は観光水中遊覧船の割引運航を実施。商店街の飲食物の割引サービスといった協賛行事も繰り広げた。

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