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千歳・恵庭

百花繚乱の彩り つるし飾りのギャラリー「和布の華」オープン

2018/3/10配信

 千歳市幸町の市道仲の橋通沿いに、つるし飾りのギャラリー「和布の華」がオープンした。旧飲食店を居抜きで活用した和風の室内は、頭上からつるした色とりどりの人形で埋まり、まるで百花繚乱(りょうらん)の彩り。開設した文京の中村孝子さん(65)は「見た人が心を癒やしてくれたら」と話している。

 ギャラリーは4日にオープンした。1、2階延べ約120平方メートルで、通路部分などを除いてつるし飾りでびっしり。着物をはじめ古布で手縫いした手乗りサイズほどの人形が、一つの飾りにつき数百個ずつ、かもいなどから鈴なりにつるされている。人形はツバキや梅などの花や果実、ダイコンやニンジンなど野菜、ウサギや犬などの動物、赤ちゃんや俵、ぞうり、座布団など多彩で、中村さんは「3万個はあると思う」と話す。

 中村さんは小学生の時から手芸が趣味。自分が遊ぶ人形の服に始まり、自分や子供の服などを裁縫してきた。中でも母や叔母からもらった着物を有効活用しようと、約8年前から人形を手作り。パートと主婦業で多忙な日々を過ごしつつも、針を手にすると3時間ぐらい夢中に。友人ら周りにプレゼントし、「すごいね」「かわいい」などと喜ばれてきた。

 ギャラリー開設のきっかけは、パートの定年退職の節目を迎え、友人らの勧めもあったため。人形も作りだめして豊富にあり、「つるし飾りは日本の伝統文化。こんなギャラリーが千歳にあってもいい。好きな人に見てもらいたい」と期待する。近隣ホテルはインバウンド(訪日外国人旅行者)の宿泊も多く、「外国の方にも興味を持ってもらえたらうれしい」と話す。

 今はつるし飾り本来の桃の節句に合わせたつるしびなが中心だが、今後は四季などに応じて人形を入れ替える予定。4月中旬にも端午の節句用に衣替えする予定で、「年間を通して楽しんでもらいたい」と意欲。「私が子供の時は母の教えで何でも手作りだった。見てくれた人が昔を思い出してくれたら」と話している。

 ギャラリーは幸町3、入場料大人500円。展示は午後1時~同6時。木曜定休。

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