恵庭青年会議所、ご当地ソング制作へ ネットで資金集め作曲依頼
恵庭青年会議所(JC)=酒井亨理事長=は、地域の魅力を広く発信するための初の試みとして、恵庭のご当地ソング制作を企画している。インターネットで不特定多数の出資者から資金を募るクラウドファンディングの手法を用い、札幌を拠点に道内外で活躍している音楽グループ「ハンバーガーボーイズ」に作曲を依頼する計画。
19日に開いた同JCの月例会にハンバーガーボーイズのDJを務める金田ヒデミさんが講師として参加し、まちの魅力が多くの人に伝わる曲の作り方について語った。例会に参加したJC会員らは金田さんの話を参考にグループワークを行い、曲の歌詞に使えるような恵庭の魅力を表すキーワードについて意見を出し合った。
ハンバーガーボーイズは2012年に札幌で結成され、道内を中心に活躍中の3人組バンド。「北海道179市町村シリーズ」として、十勝管内新得町名産のそばを題材とした「JUST SOBA」や、むかわ町名産のシシャモを題材とした「MUKAWA NO SISHAMO」など数多くのご当地ソングを手掛けている。
昨年10月、恵庭市南島松の道と川の駅花ロードえにわで開かれたイベント「ハッピーハロウィーン」のゲストとして同JCに招かれ、ライブを行った。
その際に恵庭のご当地ソングの企画が立ち上がり、この例会からいよいよ実現に向けて動きだした。
金田さんは、これまでに発表したご当地ソングのミュージックビデオの映像を紹介しながら、「自分たちが思うまちのイメージと、外から見たイメージは意外に違う。皆さんいろいろとPRしたいことがあると思うが、キーワードを一つに絞ると伝わりやすい」と、作詩のこつをアドバイス。
JC会員たちからは「花のまち」「カボチャ」「カリンバ遺跡」など、恵庭のイメージとして定着しているキーワードのほか、「通り過ぎてしまうまち」「ほどよく田舎、ほどよく都会」などの斬新な視点の意見も上がった。特別ゲストとして、北海道のご当地キャラクター「たごぱん」も登場し、グループワークを盛り上げた。
同JCは3月から4月ごろにクラウドファンディングで資金集めを開始し、目標の資金が集まり次第、正式に作曲を依頼する。