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千歳・恵庭

スノーランドるるまっぷ、台湾から団体ツアー 官民挙げたPR作戦に成果

2018/1/13配信

 恵庭市西島松、るるまっぷ自然公園ふれらんどで冬期間営業している雪遊び体験施設「スノーランドるるまっぷ」に、今年から初めて台湾の団体ツアー客が訪れている。1月から3月にかけて35組のツアーが予定されており、新たな冬の観光資源として期待が高まる。
 
 ツアーは台湾から早朝の直行便で新千歳空港に到着し、そのまま恵庭に移動。同施設を訪れ、昼食を取った後、2時間ほど雪遊びを楽しむ。昼食はかまくらの中で特製の海鮮鍋。雪遊びはそりやスノーチューブを無料で貸し出すほか、スノーモービルに引かれてコースを滑るバナナボートなども割引価格で楽しめる。
 
 台湾から北海道を訪れる観光客の多くは雪を見たことがなく、本物の雪を見て触れてみたいという目的がある。広大な敷地の自然公園が一面の銀世界という同施設のロケーションは、観光客を大いに満足させる。
 
 台湾北西部の桃園市から12日に夫婦で恵庭を訪れた張善本さんは「雪を見るのは初めての経験。ずっと北海道に来たいと思っていた。実現してうれしい」と話し、妻の林慧貞さんと一緒に記念撮影を楽しんでいた。
 
 ツアーを主催するのは台湾最大手の旅行会社ライオントラベル(本社台北市)。一昨年11月に恵庭市が台北で開いた投資セミナーの商談会に参加し、スノーランドるるまっぷをコースに組み込んだツアーを企画した。空港と札幌の中間地点にあり、近場で手軽に雪を体験できる点が大きな強みとなっている。
 
 同施設には台湾のほかにも、中国、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどアジア各地から個人旅行客が訪れており、国内大手旅行会社の団体ツアーと並んで大きな集客の柱となっている。
 
 恵庭市は昨年12月にも台北で観光にテーマを絞ったセミナーを開いており、同施設からも職員が同行し、現地旅行会社と商談を行った。今後も増加が期待できる海外旅行客の誘致へ、恵庭の官民挙げたPR作戦が徐々に成果を現してきている。
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