イクラの「グラスツリー」お目見え サケの赤ちゃん、きらきら輝く
2017/11/14配信
サケのふるさと千歳水族館=花園=で13日からシャンパングラスにサケの発眼卵を入れたイクラの「グラスツリー」の展示が始まった。誕生間近の卵と生まれたばかりの小さな仔魚(しぎょ)の姿が来館者の目を楽しませている。
クリスマスツリーをイメージした趣向。同館職員2人が4時間かけてシャンパングラスのタワーを作り、リースといった飾り付けを施した。1脚に発眼卵3粒が入ったグラス55脚を5段に積み上げた高さは約60センチ。
上から水温12度の地下水が常時グラスに注がれ、発光ダイオード(LED)の光を浴びてきらきらと輝く。卵の中ではふ化を待つ赤ちゃんサケが大きな目と体を動かす様子が見られる。
赤や青、緑のガラス玉が敷かれた水槽では、さいのうという大きな栄養袋を付けた生まれたばかりの仔魚50匹が動き回る。
来館者は「あっイクラだ」「サケの赤ちゃんだよ、かわいい」と大喜びで見入っている。生後5カ月の長男陽葵(ひなた)君と来館した札幌市の主婦林乃菜さん(30)は「とても神秘的。すてきですね」と話した。
年内の展示は12月28日まで。