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千歳・恵庭

ギャラリー左岸オープン 千歳・むつみ屋商店、地元の作家紹介

2017/11/11配信

 千歳市清水町4の酒店・むつみ屋商店は7日、「ギャラリー左岸」をオープンした。店長の北島裕子さん(62)が「千歳の作家を紹介する機会になれば」と思い立ち、店内の一角約13平方メートルを小さなギャラリーに衣替えした。同日からこけら落としの展示、伊吹住江さん(87)の絵画展が開かれている。

 ギャラリーの広さは通路幅約1・8メートル、奥行き約7メートルで、壁は「何でもできるように」と白色に。展示物によって設置する展示台やボードも白色にし、壁には絵画をつるすワイヤーも。酒店からも出入りできるが、ギャラリー専用の出入り口があり、おしゃれなたたずまいとなっている。

 もともとは飲食スペースの個室だったが、同店を訪れた東京の写真家から「ギャラリーにしたら」と勧められて決断した。北島さん自身も若い頃から絵を描き、全道展会友として活躍してきた立場から、「個展をやりたくても、身近に場所がなくて、できない人は多い」と感じていた。

 「左岸」の名称はフランスのセーヌ川左岸をイメージして名付けた。パリ大学などもあって学生街としても有名な地区、カルチェ・ラタンの自由な文化にあやかり、「カルチャーの話が広がる場になれば」と期待を込めた。もちろん同店が千歳川左岸にあるという分かりやすさも兼ねている。

 そんなギャラリーのオープンを飾るのは、北島さんがほれ込んだ伊吹さんの絵画展。サムホールから30号までの油彩11点で、ほとんどが自宅アトリエで、飾らずにしまっていたという。30年以上前に描いた作品もあったため、伊吹さんは「本当にこんなのでいいの」と思ったというが、北島さんが強く希望した。

 童話の一場面のようなメルヘンチックな絵柄は、伊吹さんが考えた童話がモチーフで、「何かに縛られず、語るように、歌うように描いた」と往年を懐かしむ。子供がお祭りに夢中で遊んで時間がたつのも忘れた「森の祝祭」など、長い年月を経た伊吹さんの作品や「左岸」に込めた思いなどと合致している。

 伊吹さんの展示は30日まで、午前11時~午後6時(土曜・祝日は午後4時)で日曜定休。その後も当面は北島さん、伊吹さんの作品を展示替えしながら常設展とし、利用者を随時募っていく。有料で1週間単位ずつ貸し出す方針で、料金は未定だが低価格に設定するという。

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