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千歳・恵庭

情報化促進貢献で文科大臣賞 千歳科技大・小松川浩教授

2017/10/7配信

 千歳科学技術大学の小松川浩教授(50)が、2017年度「情報化促進貢献個人等表彰」文部科学大臣賞を受賞した。インターネットで学習できる「eラーニング」システムを開発し、全国の大学と連携した共同研究を進めるなど、教育の情報化に先導的な役割を果たしてきたことが高く評価された。

 同表彰は、教育、科学技術、文化、スポーツの分野における情報化の促進に関して、研究開発などで顕著な貢献のあった個人または団体に贈られる。今年度は小松川教授を含め全国で2個人、1団体が受賞した。同大学からの受賞は初。

 小松川教授は「私は代表して(賞を)頂いただけ。開発に協力してくれたたくさんの関係者の成果であり、それが全国の大学に求められ、広がっている点が評価されたのではないか」と語り、eラーニングの研究開発に費やした18年間を振り返った。

 同大学のeラーニング開発は1998年の開学当初からスタートした。当時、教育現場では学生の基礎学力不足が問題になり始めていたことから「基本的な学習は学生がコンピューターを使って自分でできるように」とシステムの原型が生まれた。

 学習に使う教材は道内の高校教員の協力を受けて開発。高校生や小中学生向けの教材もあり、現在、道内56高校が同大学のeラーニングを利用している。千歳市内では市教育委員会と連携した「eカレッジ」を通じて小中学生に教材を提供している。

 2012年度からは、文科省の大学間連携共同教育推進事業の採択を受け、同大学を中心に全国8大学が連携して「共通基盤教育共有システム」を構築。教材をインターネット上で共有し、さまざまな形で活用しながらノウハウを蓄積する研究も進めている。

 同大学のeラーニングは現在も進化を続けており、AI(人工知能)が個々の学生のレベルに合った問題を自動的に選択して出題するなど、一歩踏み込んだ学習支援も可能になっている。

 小松川教授は「コンピューターに任せられることは任せ、教員は人間にしかできないことに力を集中できる。eラーニングが教員の負担を肩代わりし、子供が学習しやすい環境をつくっていく」と、教育の情報化が目指す姿を語る。

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