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千歳・恵庭

除排雪を理解し改善へ 行政、市民、業者が意見交換-恵庭市

2017/9/12配信

 恵庭市は冬期間の除排雪の課題について行政、市民、業者が意見を交わすワークショップを昨年から開いている。「除雪時にここに雪を置かれると困る」「夜中にごみを排出されると除雪しにくい」。市民、業者が互いの立場から話し合い、できることを改善しながら、除排雪についての地域理解を深めている。

 市のここ5年の降雪量平均は4・6メートル。市は市街地の除雪を恵庭まちづくり協同組合に委託している。

 市内では冬期間になると、排雪を交差点に高く積み上げるケースや、自宅前に雪を置かれたという苦情も多い。その中で住民、業者、行政が相互理解を深め、できることを改善していこうと昨夏の「市民の広場」でワークショップを初実施。3者が一つのテーブルを囲み話し合う取り組みを始めた。

 コーディネーターには札幌市のイメージ・ランドスケープ・プランニング代表の酒井裕司氏を迎え、昨年に続き、今年も8~9月にかけて5回開催。延べ150人が参加し昨年の「市民の広場」で出たポイントが今シーズン解消されたか、新たな課題はあるかなどを検証した。

 今年のワークショップでは、最初は「うちの前に雪を置かれては困る」と声を荒らげていた住民、目を合わせようとしなかった業者も次第に打ち解けた雰囲気に。「この場所は子供たちの通学路になっている。雪を寄せ過ぎて道が狭くなりがちなので危ない」といった地域の意見に業者側は耳を傾け、市が地図に落とし込んでいった。業者側も「路上駐車があることでうまく除排雪できない」などと述べ、協力し合い改善できる点を探った。

 参加した福住町1丁目町内会の北林優会長(75)は「除排雪の手順があるなど、われわれが知らないことも分かり、協力しなければと感じた。業者に、住民に伝えたいことを出してもらい、町内会で住民にお知らせできると感じた」と話した。

 地図に落とし込んだ内容は12月ごろまでにまとめ住民や業者に回覧し、できる範囲で改善する。

 酒井代表は「ともすれば住民側も、業者や行政に強く言ってしまいがちになるので、こうした取り組みを行政はあまりやりたがらない。そこをあえて、話し合うことで住民理解が深まる。相互の信頼関係ができ、困ったら話してみようと思える関係性につながれば大きい」と話していた。

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