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千歳・恵庭

今季サケ捕獲始まる 千歳川のインディアン水車

2017/8/21配信

 千歳川を遡上(そじょう)するシロザケの今季の捕獲が21日から千歳市花園の日本海さけ・ます増殖事業協会千歳事務所構内のインディアン水車で始まった。千歳川の秋の風物詩。初日は魚体の大きな雌25匹、雄44匹の計69匹を捕獲した。

 7月23日に水車を設置した。同事務所によると、7月24日から8月20日までに761匹が遡上するのを確認しているという。

 ふ化事業を目的とする蓄養用の親魚の捕獲がこの日からスタート。採卵開始は9月上旬の予定。捕獲は12月上旬まで行う。

 作業開始の午前8時20分の水温は17・5度。橋上から市民が見守る中、協会の職員8人が「インディアン水車」と呼ぶ捕魚車による捕獲に取りかかった。

 職員が分担し、回転する水車からいけすに投入されていたサケをたも網ですくい上げ、デッキの上に放つ。バタバタと跳ね回る婚姻色の魚群を「トンボ」と呼ばれる木製器具で素早く雌雄に選別した。

 昨年は全道的な不漁。千歳川でも16万4711匹と2015年実績の27万9793匹を大きく下回ったが、調査研究機関による今季の来遊予測は昨季比20%増という。

 同協会の安藤雅規業務課長は初日を振り返り「魚体は60センチ。この時期の魚体、遡上数としては例年並み。今年は20万匹以上は捕獲したい」と期待する。

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