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千歳・恵庭

牧羊犬パンチ、堂々デビュー 群れをダイナミックに誘導-えこりん村

2017/8/14配信

 恵庭市牧場のえこりん村で11日、4月にニュージーランドからやってきた牧羊犬のニュージーランドハンタウェイ、パンチ(雄、1歳)がデビューした。羊の群れを大きなほえ声を使ってダイナミックに動かす姿に観客から歓声が沸き起こった。

 ニュージーランドハンタウェイは日本では珍しいニュージーランド原産種の牧羊犬。えこりん村には過去にもいたが、高齢化で代替わりの時期を迎え、今年4月に新たに4頭を迎えた。

 同村では毎日「牧羊犬ショー」を開き、牧羊犬のボーダーコリーが活躍しているが、11日はパンチが初登場。来年からの本格デビューに向けた「デビュー・チャレンジ」という位置付けで、久々のニュージーランドハンタウェイのショーに約80人が集まった。

 最初に、ほえずに「目力」で群れを動かすのが特徴のボーダーコリーのロイ(雄、6歳)がベテランらしい安定したショーを展開。次にパンチが登場。ニュージーランドハンタウェイは大きなほえ声で動かすのが特徴。パンチは、飼育スタッフの西尾由美さんの合図に従い、「ワン ワン」と大きなほえ声で羊を丘に誘導した後、観客の前に連れて来るのに成功した。

 無事に任務が終了すると、ほっとした様子を見せ、近くで水浴び。その姿に会場からは「かわいいね」との声が聞かれた。見た目が黒く、一見怖そうに見えるが「実際は甘えん坊で人懐っこいんですよ」と同村。終了後は子供たちと触れ合いタイムもあり、周囲には人だかりができた。

 苫小牧市沼ノ端の吉田蘭ちゃん(6)は「羊がみんな集まるところがとても面白かった」。母親の友美さん(33)は「子供よりも楽しんで見てしまった」と話していた。

 西尾さんは「人の緊張が伝わり、スムーズにいかない部分もあったが、初めてにしては上手にできた」と話した。

 同村ではシーズン中の11月5日まで毎日午前11時、午後1時、午後3時にみどりの牧場(有料)で牧羊犬ショーを開催。中心はボーダーコリーだが、パンチも不定期で出演することがある。問い合わせは同村 電話0123(34)7800。

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