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全校に司書配置、きめ細かく対応 学校図書の利用大幅増-恵庭市内小中

2017/8/11配信

 読書のまち、恵庭市の小中学校の学校図書館図書の貸し出し冊数が大幅に増えている。1人当たり年間貸し出し冊数は2016年度、小学校76・9冊、中学校25・1冊。10年間で小学校は2倍弱、中学校は3倍弱。道内自治体に先駆け全小中学校に学校司書を1人ずつ配置し、読書活動に力を注いできた成果が数字にも表れている。

 市内小学校8校の学校図書館での16年度総貸し出し冊数は29万4278冊で、1人当たり76・9冊。07年度は17万3582冊で1人当たり41・7冊。1人当たりの冊数は倍近くに増えている。

 中学校は5校全館で16年度5万591冊、1人当たりでは25・1冊。07年度は1万9650冊で1人当たり8・9冊だったため、3倍近く増加している。小学校と比較し冊数が少ないのは、小学校では絵本や文字が大きい本など、すぐ読み終える本の貸し出しも多いため。

 市内では1996年に市立図書館での市民1人当たりの貸し出し冊数が5・94冊と道内市部でトップになったが、それ以降子供の来館が減少。ゲームやテレビなどの誘惑がある中で、創造性や思考力などを高めようと、市では子供の読書活動に力を注ぎ始めた。

 市教委は2004年度に全小学校、06年度に全中学校に学校司書を1人ずつ配置。「学校司書は学校図書館での活動にとどまらず、授業での図書の活用を促すため、忙しい先生たちに代わり関連図書をほかの館から取り寄せたり、学年に応じた図書館の利用指導をしたり、幅広い役割を担っている」と読書推進課。

 道内自治体では複数の学校を1人の学校司書が掛け持ちしている所もあるが、1校1人配置だからこそできるきめ細やかな対応が子供たちの読書意欲を後押し。市立図書館の本を予約、配本するシステムや学校図書館相互の貸し出しも取り入れ、より授業などに図書を活用しやすい仕組みも構築している。

 全国学力・学習状況調査の16年度結果によると、「読書が好きか」の問いに小6で80・5%、中3で74・6%が「当てはまる」と回答。07年度比で各5ポイントほど増えた。昼休みや放課後などに図書館に「月1回以上行く」と答えたのが小6で51・9%。全国平均(40・3%)より11・6ポイントも高く、中3も26・5%で全国平均(18・6%)より7・9ポイント高くなっており、読書のまちらしい結果が出ている。

 同課は「中学校に進むと読書をする子、しない子に二分化する傾向はあるが、いずれ必要になった時、図書に頼ることができる力を恵庭の子供たちは身に付けていると考えており、引き続き取り組みを進めていく」と話している。

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