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千歳・恵庭

陸自2将官が着任 地域との関係強化などに意欲

2017/8/10配信

 8日付の防衛省人事で着任した、道内陸上自衛隊トップの北部方面総監の田浦正人陸将(55)、第7師団長の小野塚貴之陸将(55)が9日、それぞれの駐屯地で着任会見を行い、各部隊の発展や地域との関係強化などに意欲を見せた。

「最も強く、頼もしく」 北部方面総監・田浦陸将

 田浦陸将は札幌駐屯地で着任会見し、「わが国最大規模の方面隊、北部方面隊を率いることになり、その重責に身の引き締まる思い」と述べ、「北部方面隊は最も強く、最も頼もしい方面隊でなければならない」と意気込みを見せた。

 田浦陸将は長崎出身、防衛大卒。自ら「戦車乗り」と称し、第72戦車連隊長(北恵庭)などを務め、「戦車に関する全ての部隊(で仕事を)をやらせていただいた」。イラク復興業務支援隊長、福島原発対処現地調整所長などを歴任し、前任は第7師団長。

 記者会見で「北海道勤務は前職、前々職と3ポスト連続。連隊長を含めると4ポスト目で非常にうれしい」と晴れやかに語り、「北海道の素晴らしさ、皆さまの温かさを十分、身に染みて感謝している。地域皆さまのご理解、ご協力をたまわりながら、最も強く、最も頼もしい方面隊を目指し、隊員とともに汗を流す」と決意を示した。

 日本を取り巻く安全保障環境について、北朝鮮の弾道ミサイル発射に「脅威はいっそう高まっている」とし、それ以外の周辺国でも軍事力が近代化、強化されていることに触れ、「いっそう厳しくなっている」と説明。「万が一の場合、即応できる態勢を取り、道民、地域の皆さまに安心していただくのが大切な役割」と述べた。

 10~28日に北海道大演習場島松地区などで行われる日米共同訓練で、米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイが参加するか否かが焦点になっているが、「入手した情報は道防衛局と調整しながら皆さまにお伝えしたい」と説明。訓練初日にオスプレイは飛来しないが、仮に期間中オスプレイが訓練参加する場合の安全対策について「(米軍に)演習場、自衛隊の規則に従ってもらう。地域の皆さまの安全確保を求めていく」と強調した。

 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の日報問題について「特別防衛監察の結果は全部読ませていただいた。情報公開、文書管理に関する指摘を重く受け止めなければ」と述べ、北部方面隊としても「適正にやっていくことが必要。国民皆さまの信頼を回復したい」と語った。

「将来のけん引力に」 第7師団長・小野塚陸将

 小野塚陸将は司令部のある東千歳駐屯地で着任会見を開き、陸自唯一の機甲師団に「陸自最強の師団であらねばならない」と強調。「先達が築き上げた歴史と伝統を継承、発展していく」などと力を込めた。

 小野塚陸将は東京出身。防衛大卒。1986年に入隊し、振り出しは第10施設大隊(愛知県)。88年3月から霞ヶ浦業務隊付で、筑波大で政治学国際関係論の修士課程を修了。第4施設団長兼大久保駐屯地司令などを歴任し、前任は統合幕僚監部防衛計画部長。

 小野塚陸将は日本の安全保障を取り巻く環境について、周辺国による軍事活動の活発化などを挙げ、「アジア、太平洋地域における課題、不安定要因はより深刻」との認識を示した。その中で陸自唯一の機動打撃部隊として「機動打撃をさらに向上させ、将来の陸自を創造するためのけん引力になりたい」と抱負。隊員には「強く、明るく、前向きに」物事に取り組むことを要望した。

 北海道勤務は初めてで「憧れの地。『陸上自衛官たるもの一度は北海道勤務をするものだ』と言われていた」と笑顔。「自衛隊のまち」千歳の印象について、自衛隊に対する支援に「常に熱い思い」と感謝し、「地域との結び付きを強めたい」と述べた。

 なお、プライベートでは何回も北海道に来ていると言い、「ウインタースポーツなども手を出したい」と意欲も。趣味はランニングで平日10キロぐらい、フルマラソンにも挑んできた健脚を誇る。

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