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千歳・恵庭

炎にひるまず!航空機火災想定し訓練-空自2空団消防小隊

2017/7/25配信

 航空自衛隊第2航空団は25日、航空機火災を想定した消火訓練を千歳基地で行った。基地業務群施設隊の消防小隊約30人が有事に備え、消火やパイロットの救出などの対応を演練した。

 消防小隊は2空団配備のF15戦闘機などが事故を起こした際、パイロットの救出や事故機の消火などを担う部隊。新千歳空港との協定に基づき、民間航空機の事故に対応する態勢も整えている。

 消火訓練を年4回行っており、このうち1回を毎年報道に公開している。この日は今年3回目の訓練で、午前5時すぎから消火やパイロット救出など、一連の手順を4回繰り返した。

 戦闘機を模した鋼鉄製の模型に、パイロットのダミー人形を入れ、回りに灯油をまいて着火。火柱と黒煙が立ち上る中、最新鋭の大型破壊機救難消防車など、車両3台が駆け付けて放水した。

 さらに防火服をまとった隊員が、2人1組で安全を確認しつつ、炎にもひるまず進んで消火。消火後も再発火を防ぐため、慎重に放水し続けて温度を下げ、ダミー人形を模型から搬送した。

 同消防車のクルーチーフ、齋藤友宏3曹(23)は「訓練で問題点もあったが、分析して改善していく」と言い、千歳での飛行安全を守る職種として気概を示していた。

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