小中学生に基礎指導 セガサミー野球部
2017/6/12配信
東京に拠点を置く社会人野球のセガサミー野球部が11日、千歳市民、千歳青葉の両球場で野球少年団と中学硬式クラブのリトルシニア球団の団員を対象に野球教室を開いた。初芝清監督率いるチームのメンバー35人とスタッフが児童と生徒にプレーの基礎を親身になって指導した。
セガサミーカップゴルフトーナメント(7月6~9日、ザ・ノースカントリーゴルフクラブ=千歳市蘭越)開催前のこの時期、主催のセガサミーグループが地域貢献を目的に毎年行っているジュニアスポーツフェスティバル(JSF)の一環。チームは2005年に創部した。
15年の日本選手権で準優勝。都市対抗野球では今年も東京予選を勝ち抜いて2年ぶりに来月開幕の本大会へ9回目の出場を決めている。
この日の教室には、硬式の千歳リトルシニア球団と軟式少年団の向陽台ヒーローズ、千歳タイガース、千歳ブラックバードから合わせて約50人が参加。ポジション別のグループに分かれ、基本的な守備や打撃の練習に取り組みながらセガサミーの選手たちから、アドバイスを受けた。
今回のチームは2カ所での野球教室指導のために来道。10日の苫小牧は雨で中止となったが11日午前の千歳は時折小雨がぱらつきながらも、昼前には青空が広がった。
現役時代はプロ野球のロッテの主砲として活躍した初芝監督は教室参加の児童らを見渡して「キャッチボールをしっかり身に付けてもらいたい」と期待し「野球をする上で守備力の高さは一番の武器」と語った。
就任2年目でチームを都市対抗本大会に導いた。「出場だけで安堵(あんど)していては駄目。通過点と思っていきたい」と気を引き締めていた。