鉄道ファン続々来訪 3月3日、JR美々駅廃止
2017/2/28配信
3月3日に廃止が決まっているJR千歳線美々駅に、鉄道ファンが続々と訪れている。廃止まで1週間を切り最後の土曜日だった25日、駅に集まった人々に思いを聞いた。
1日当たり上下合わせて28本が止まる同駅。1日の平均利用者数は1人以下だが、廃止を前に鉄道愛好家らが足を運んでいる。この日も列車が止まるたびカメラを携えた利用客がホームに降り立ち、15人ほどがしばらくの間、駅標や車両を撮影するなどして記録に残していた。
江別市から室蘭線を利用して来た40代男性は駅舎を撮影した。「まだあるうちに行っておきたいと思いました。利用者が少ないのは分かるけど、公共交通がなくなるのは寂しい」。全道で鉄道網の廃止や縮小を進めるJR北海道については「赤字が確実なのに国鉄から北海道単体で分割したのが間違いだった。このままでは『JR札幌』になってしまうのでは」と鉄路の行く末を案じた。
ビデオカメラで駅舎の概観や待合室を撮っていたのは、5日間の行程で東京から北海道の鉄道巡りに来た20代の男子大学生。同社のホームページで同駅の廃止を知ったという。「のんびりした雰囲気が北海道らしい」と感想を話す。「駅は地元の人々に大切な場所。他の場所ではできる限り残してほしい」と願いを語った。
1日当たり上下合わせて28本が止まる同駅。1日の平均利用者数は1人以下だが、廃止を前に鉄道愛好家らが足を運んでいる。この日も列車が止まるたびカメラを携えた利用客がホームに降り立ち、15人ほどがしばらくの間、駅標や車両を撮影するなどして記録に残していた。
江別市から室蘭線を利用して来た40代男性は駅舎を撮影した。「まだあるうちに行っておきたいと思いました。利用者が少ないのは分かるけど、公共交通がなくなるのは寂しい」。全道で鉄道網の廃止や縮小を進めるJR北海道については「赤字が確実なのに国鉄から北海道単体で分割したのが間違いだった。このままでは『JR札幌』になってしまうのでは」と鉄路の行く末を案じた。
ビデオカメラで駅舎の概観や待合室を撮っていたのは、5日間の行程で東京から北海道の鉄道巡りに来た20代の男子大学生。同社のホームページで同駅の廃止を知ったという。「のんびりした雰囲気が北海道らしい」と感想を話す。「駅は地元の人々に大切な場所。他の場所ではできる限り残してほしい」と願いを語った。