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挑む経済人-2019企業トップに聞く(千歳・恵庭)

(2)竣工30周年、さらなる飛躍へ サッポロビール道工場・掃部晃工場長

2019/1/9配信

 ▽竣工(しゅんこう)30周年

 今年は恵庭の北海道工場竣工30周年の節目。地域の皆さまの応援に感謝し、7月7日に開催する「おんこ祭」は周年にふさわしい企画を―と検討しています。これを機にさらなる飛躍を目指し、新たな発想で新しいことに挑戦、イノベーションを推進したい。ビールの良さ、おいしさ、奥深さを知っていただければ、お客さまに選ばれると考えています。

 ▽ナンバーワン工場に

 工場の方針は「お客さま感動の『ものづくり力』ダントツNo.1~北海道の役に立ちたい~」。開拓使からのものづくりの精神を引き継いで「ものづくり力」を高め、お客さまに感動していただける商品づくりで、国内の5工場をけん引する工場を目指したい。

 ▽北海道のビール

 2018年は品質や生産性、「人財」育成の目標に成果が出て充実した一年でした。その一方で、ビール類の売り上げはなかなか伸びず、売り上げ、生産量とも前年をやや下回りました。新ジャンルや発泡酒が不調な中でビールはまずまず。特に北海道工場限定醸造の生ビール「サッポロクラシック」は道民や観光客に愛飲され、18年連続で売り上げアップが達成できました。

 ▽BCP(事業継続計画)

 昨秋の胆振東部地震では、BCPで災害マニュアルを想定した訓練を定期的に実施していたので状況に応じた的確な対応ができました。ただ、2日以上続いた停電は想定外。今回は非常用電源の活躍でパソコンや携帯電話の充電用電源が確保できました。今回の経験を踏まえ、全工場で災害に備えたガイドラインを策定し、マニュアルの見直しをしています。

 ▽クラフトビール

 弊社の子会社ではクラフト事業を強化してビールの既成概念にとらわれない独創的な価値を提案する特徴豊かな商品を提供しています。道内のクラフトビール醸造所は国内最多の18カ所。「札幌開拓使麦酒醸造所」でもビール文化の歴史をつなぎ、存在価値を高めています。ビールの魅力を発信、ビール文化を醸成して元気な北海道を未来に引き継いでいきたい。

 ▽魅力ある商品と人づくり

 従業員には働きやすい職場でありたい。働き方改革は残業を減らしたり、有給休暇を増やすことが目的ではなく、「健康、生産性向上、生活の向上」によって従業員の満足と専門性の高い人をつくり、お客さまに喜んでいただける商品づくりにつなげることが大切。そうした取り組みを通して魅力ある会社・工場づくりをしていきたい。おととしは北海道労働局から働き方改革における「ベストプラクティス企業」の選定をいただきましたが、全社的に取り組みを進めています。

 1988年筑波大第2学群生物学類卒業、サッポロビール入社。仙台工場、静岡工場、那須工場などを経て2016年3月に北海道工場長および札幌開拓使麦酒醸造所代表取締役社長に就任。新潟県佐渡市出身。52歳。  

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