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支笏湖日記

「湖の見える」ロケーション 支笏湖スキー場

2018/3/9配信

 1カ月間にわたる「2018千歳・支笏湖氷濤まつり」と同まつりの40回記念イベント「支笏湖・青の祭」も終わり、支笏湖温泉街のにぎわいも4月の湖水開きまで一段落です。

 まつりは冬場の閑散期対策として1979年から始められたイベントですが、冬場対策は49年の国立公園指定を受けて観光地として売り出し始めた当時からの最大の課題でした。

 支笏湖で最初に取り組んだ冬場対策はスキー場の造成でした。場所は温泉街の北側に位置する紋別岳(866メートル)で、国立公園指定を受けて建設された支笏湖観光ホテルの社長で道議だった故伊藤弘道氏ら地元有志が中心になって57年に計画しました。

 当時国立公園を所管していた厚生省などの許可を受けて同年12月に着工。翌年1月には現在の紋別岳登山道入口付近の斜面にコースが完成しています。開設式は1月12日に催され、道内の有名スキーヤーが妙技を披露したほか第1回支笏湖回転スキー競技大会も行われました。スキー場の当初規模は面積約5ヘクタール、斜距離約530メートル、最大斜度34度、平均斜度約15度となっています。

 ゲレンデの正面に青く輝く湖と白い樽前山が一望できる景色は素晴らしく、スキー場のキャッチフレーズは「世界でもスイスについで二番目といわれる”湖の見える”スキー場」でした。

 開設当初、このスキー場には特に名称はなく「支笏湖紋別岳のスキー場」、「支笏湖畔のスキー場」などと呼ばれていましたが、62年2月11日に開催された第5回全道大回転競技大会に臨席された高松宮殿下が「支笏湖スキー場」と命名され、正式な名称となりました。

 開設当初から大勢のスキーヤーでにぎわい、宿泊施設の支笏湖観光ホテルや支笏湖ユースホステルも満杯の盛況でしたが、一番の悩みは雪不足でした。この悩みがモーラップスキー場の開設(63年)につながって行きます。

(支笏湖ビジターセンター自然解説員・先田次雄)

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