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支笏湖日記

特定外来生物オオハンゴンソウ 除去成果で1株の重量が半分以下に

2017/9/8配信

 皆さんは、オオハンゴンソウという植物を知っていますか。

 ヒマワリを小さくしたような花で色は黄色。支笏湖へ通じる国道や市街地からの道道支笏公園線の道路沿いで群生しているので目につくと思います。

 この植物は、北アメリカ原産で、明治中期に観賞用として日本に輸入されたそうですが、野生化し今や全国的に分布しています。特に中部以北の寒い地域に多く、北海道では各地に大群落が見られます。

 一見きれいに咲くのですが、繁殖力が強くもともとあった在来植物を駆逐する恐れがあることから外来生物法で特定外来生物に指定されています。

 外来生物法では、海外からやって来た動植物が国内で問題を引き起こすものを、特定外来生物と指定して防除を行うこととしています。

 そこで、支笏湖ビジターセンターを運営する自然公園財団では、環境省から委託を受けて2007年度からオオハンゴンソウの除去作業を行っています。

 初年度は、約1トンのオオハンゴンソウを除去することができ、翌年度はオオハンゴンソウについて知ってもらう除去イベントも開催しました。

 その後も毎年抜き取っているのですが、オオハンゴンソウは、大量の種と地下茎の二通りで繁殖しますので、根の全てを除去することが難しく、完全な除去には至っていません。

 ただ、直近4年間の様子を見ると年により作業内容が違うこともあり単純な比較はできませんが、除去作業の成果といえるのかオオハンゴンソウ1株当たりの重量が半分以下になり、除去重量も約6分の1になりました。

 最近では、1株が小さくなったことで探して抜き取る作業がさらに大変になっていますが、国立公園の種の多様性を守るためには地道に1株ずつ抜いていくしかありません。除去作業は種が飛ぶまでが勝負です。

 今年度のオオハンゴンソウの生息調査と除去作業は9月5日に終わりましたが、今後も続けていきたいと思います。

(支笏湖ビジターセンター自然解説員 阿部隆一)

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