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ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー通信

ウトナイ湖で自然遊び ラムサールこども交流会

2017/11/3配信

 「よし、まずは名前を覚え合うためにサイン集めをしよう!」。このひと声から、「ラムサールこども交流会inウトナイ湖」はスタートしました。これは、10月6日に当地で開催した北海道ラムサールネットワーク(HRN)の総会に合わせ、道内の条約湿地で活動する子供たちが、自然遊びを通して交流することを目的に行なったイベントです。ちなみにHRNとは、道内13カ所のラムサール条約湿地にある施設や保全活動を行なう団体によって構成されたネットワークです。参加してくれたのは「大沼」のある渡島管内七飯町と「霧多布湿原」のある釧路管内浜中町からやってきた、計7名の子供たち。まずは顔と名前を一致させるため、参加者間でサインを集め合うゲームを実施しますが、初対面の人には声を掛けづらい様子です。そんな緊張感も、ウトナイ湖の自然の中で次第に解きほぐれていきました。

 レンジャーの呼び掛けの下行った自然遊びの一つが「チーム対抗はっぱじゃんけん」。普段は何気なく見ている植物の葉が、遊び道具に大変身。レンジャーが出す「長さ」「縁のギザギザの数」などのお題に対して、その条件で勝てそうな葉を探し、掛け声と共にその1枚を出して勝負です。今回はチーム戦としたため、子供たちは植物の葉1枚1枚に注目し、葉を持ち寄ります。遊びに集中しているのか、先程まで恥ずかしがっていたのがうそのように、出す葉をチームのメンバーで相談していました。今回、数々のお題で勝利を収めていたのは「アキタブキ」。山菜としておいしい、夏になると傘のように大きな葉をつける植物です。この遊びは、勝負を楽しむ他に葉を見比べて、その形の多様さに気付くのも狙いの一つ。ウトナイ湖には、森、草地、湿地などいろいろな環境があることで、多くの種類の植物が生えているというレンジャーの説明に、子供たちは納得してくれた様子でした。

 この他に、目隠し歩きや水鳥救出ゲームなどを実施し、最後には参加者全員が、自然とニックネームで呼び合える仲になっていました。この交流会でできた関係が、これから先の自然保護活動につながっていくことを願っています。そして、子供たちがいつまでも豊かな自然の中で遊べるよう、自然環境を守っていきたいと思います。

(日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ・瀧本宏昭レンジャー)

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