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ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー通信

ウトナイ湖にいよいよ冬鳥たちが到着 10月7日から「渡り鳥フェス」

2017/10/6配信

 ウトナイ湖でこれまでに記録された野鳥は約270種。そのほとんどが「渡りをする」ことを、皆さんはご存じでしょうか。渡りをする鳥、つまり「渡り鳥」とは、繁殖地と越冬地を行き来する鳥たちの総称。大きく分けると、日本で子育てをし、東南アジアなどで冬を越す、例えばツバメやカッコウは「夏鳥」、一方、ロシアなどで繁殖し、日本で越冬する、例えばオオハクチョウやツグミは「冬鳥」と呼ばれます。

 湖周辺では夏鳥のさえずりや姿がいつの間にか消え、代わって冬鳥が見られるようになりました。ガン類やカモ類などの水鳥です。日本で越冬するといっても、湖はこれから先、ほぼ全面が結氷してしまうため、多くはさらに本州へと渡りを続けます。実は南下する途中に立ち寄る秋と、北上途中の春の方が、真冬より水鳥の種数や羽数は多いのです。また、これらの鳥で湖がにぎわうのは、食べ物となる水草や魚が豊富で、安心して休む場所があるからこそ、といえます。

 同じ渡りの時期でも春はまだ寒く、手がかじかむほどですが、秋は防寒具なしでも大丈夫。紅葉も楽しめるこの時期は、バードウオッチングにピッタリです。あすからウトナイ湖野生鳥獣保護センターで開催する「渡り鳥フェスティバル」は、旅の途中に立ち寄った水鳥との出合いを楽しみ、鳥たちにとって重要な湖の自然に目を向けていただこうと企画したものです。

 5回目となった今年のお薦めは、7日(土)の「北海道★ラムサール条約湿地★リレートーク」。道内13カ所の条約湿地で活躍する皆さんが、ウトナイ湖に集まるのを機に計画しました。当日は、クッチャロ湖や宮島沼など9カ所の方々に、それぞれの特徴ある自然について、また、各湿地で行われている活動について、紹介いただく予定です。9日(月・祝)の「渡り鳥講座」では、オーストラリアと日本との間を渡るオオジシギの生態や個体数減少について、この夏、勇払原野で行った調査の結果を基に、日本野鳥の会の職員がお話しします。

 これら以外にも、「秋の渡り鳥ウオッチング」や「渡り鳥クイズ大会」(とまチョップも参加します!)など盛りだくさん。詳しくはホームページなどをご覧ください。もしかすると、開催期間中に、今季はまだ確認していないコハクチョウが渡って来るかもしれません。皆さんのお越しをお待ちしています。

(日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ・中村聡レンジャー)

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