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ふるさとネイチャーらんど

海辺に現れるカモ

2018/12/3配信

苫小牧港西港・漁港地区へ出掛けてみよう

 苫小牧港の西港・漁港区周辺へは海の駅ぷらっとみなと市場(苫小牧市港町)を目指して行くとよいでしょう。漁船が係留されている岸壁を歩くと、水面にいる海鳥たちを近くで観察することができます。また漁港から400メートルほど行くと外海とつながる「ふるさと海岸」があり、外洋に暮らす海鳥や海辺の生き物を観察できます。

12月初旬の苫小牧漁港周辺

 越冬のために飛来したスズガモなど、海ガモの仲間を観察できるようになります。外洋に面した海岸ではカモが遠くにいて観察しづらいですが、港では近くで観察できます。

港などの内湾を好む

 スズガモはユーラシア大陸の北部や北アメリカの北部で繁殖していている海ガモで、10月下旬になると越冬するために飛来し始めます。ほとんどは、本州以南に南下してしまいますが、一部は越冬するため5月ごろまで見られます。

 スズガモが属するハジロの仲間を英名で「Bay―Dack」と呼びますが、これは海辺の内湾に群れていることが多いためです。

 特にスズガモは港などの内湾を好み、稚内市の大沼や根室市の風蓮湖、十勝管内豊頃町の湧洞沼などでは、春と秋の渡りの時期に大群を見ることができます。

似ているカモの仲間

 スズガモに似ているカモの仲間には、キンクロハジロとコスズガモがいます。キンクロハジロの雄とスズガモの雄は、後頭部の飾り羽の有無や背中の色から簡単に区別できますが、雌は似ていて識別には若干の慣れが必要です。また、成長段階によって羽毛の変化が大きく、両種の交雑種も確認されているので、野鳥観察に慣れているバードウオッチャーでも識別に苦労することがあります。

 ちなみにコスズガモは宮城県の伊豆沼や東京都の不忍池で過去に数例しか確認されていない迷鳥で、名前の通りスズガモよりも少し小型で、頭やくちばしの形に違いがあります。

 また、スズガモは海水域を好みますが、コスズガモは淡水域を好む傾向があるので、観察した環境も識別のポイントになります。

頑丈なくちばしと砂嚢

 スズガモの食べ物は、浅い海底の砂泥に生息する貝などで、くちばしで掘り出して食べます。そのためくちばしは、海底を掘りやすいように丈夫にできています。泥の中から掘り出した貝などは丸のみし、のみ込んだ貝の貝殻は丈夫な砂嚢(さのう)で砕いてから消化します。

熟したキハダの果実

 キハダは平地から山地で見られるミカン科の落葉樹で、成長すると25メートルほどの高さになります。7月下旬に枝先に見られるようになる青い果実は、9月から10月に黒く熟し、冬になっても枝先に残っていることがあります。

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