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ふるさとネイチャーらんど

緑ケ丘公園へ出掛けてみよう

2018/9/10配信

緑ケ丘公園へ出掛けてみよう

 緑ケ丘公園(総合運動公園)は苫小牧市の市街地に隣接した公園で、野球場などの競技施設のほか、ボートを楽しめる池(金太郎池)や散策路があり、市民の憩いの場になっています。また散策路周囲の林は樽前山麓の森林とつながっていることから多くの野鳥や昆虫が生息し、自然観察を楽しむこともできます。公園へ直接向かう公共交通機関はないので、近くにあるバス停「東高校」で降りて向かうか、自家用車で向かうとよいでしょう。

9月中旬の公園周辺

 アキアカネなどアカトンボの仲間を見ることが多くなります。どんな種類がいるか観察してみましょう。

原野には約10種類

 アカトンボと呼ばれるアカネ属のトンボは、国内に15種類いて、勇払原野ではアキアカネ、ナツアカネ、タイリクアカネ、ノシメトンボ、コノシメトンボ、マユタテアカネ、マイコアカネ、ヒメアカネ、ミヤマアカネ、キトンボの10種類ほどが観察できます。

 アカトンボの仲間はどれも同じように見えるかもしれませんが、よく見ると種類によって大きさや体の色、羽の模様などが違います。特に羽の模様は識別するための大切なポイントです。一番分かりやすい種類は羽に赤い帯のあるミヤマアカネや羽の先端付近に茶色い模様のあるノシメトンボです。

避暑に出掛けるアキアカネ

 アキアカネは秋によく見掛けますが、7月に低地の湿地で羽化したものは秋が来るまで平地で姿を見ることはほとんどありません。

 これは暑さが苦手で、夏の間、涼しい山や森の奥で過ごしているためです。勇払原野では夏の間、涼しい樽前山や不風死岳方面で過ごし、小さな昆虫を食べて成長します。

 成長した雄は体の色が鮮やかな赤に変わり、平地に下りて来て雌を探します。秋になると飛び回っているつながったトンボは雌を捕まえた雄が、産卵場所に向かっている姿です。

減ってきた?アカトンボ

 30年ほど前は、アカトンボの大群を見ることができ、大きな川が流れるように飛ぶ姿を私は今でも忘れられません。

 しかし、アカトンボの群れは年々小さくなり、今では大きな群れを見ることがなくなりました。原因は、気象の変化や開発による湿地の減少など、幾つものことが複雑に絡み合っていると考えられます。湿地と林を利用して生きるトンボは、自然環境の変化を知るバロメーターです。

目立つガマの穂

 ガマは低地の湿地で見られるガマ科の大型の多年草で、高さは1~2.5メートルほどにもなります。花は地味ですが8月下旬ごろから見られるようになるガマの穂は目立ちます。穂の中には綿毛の付いた種子がびっしり詰まっていて、触ると種子が湧き出るように出てきます。

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