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ふるさとネイチャーらんど

本州以南からの訪問者

2018/8/13配信

鵡川河口へ出掛けてみよう

 むかわ町を流れる「鵡川」は、上川管内占冠村の山地を水源として太平洋へと流れ出る大きな河川です。河口周辺には草原や湿地、自然干潟のほか、人工干潟などがあり、多くの野鳥や生き物を観察できます。鵡川河口に出掛けるには、むかわ町「四季の館」を目指し、同施設から海に向かう道を行くとよいでしょう(地図参照)。途中に牛舎があるので、車で訪れる時には牧場の方の迷惑にならないようにしましょう。

8月上旬の鵡川河口周辺

 アキアカネなどのトンボの姿が目立ち始め、北上してきたウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)の数も多くなります。

複眼の大きなトンボ

 ウスバキトンボは体が淡いオレンジ色をした、大きな複眼を持つトンボで、世界中の熱帯から亜熱帯、温帯にかけて生息しています。

 日本で見られるものは、地方により「ボン(盆)トンボ」や「セイレイ(精霊)トンボ」と呼ばれますが、その理由はお盆の頃によく見られるようになるためです。昔の人は、お盆になると先祖の霊がウスバキトンボになって盂蘭盆会に里帰りして来ると考えていました。

 日高胆振地域でも、お盆の頃になると姿を見ることが多くなり、湿地で産卵する姿も見られます。

渡りをするトンボ

 ウスバキトンボは北海道、本州、四国、九州、沖縄に分布していますが、北海道で見られるのは夏から秋に本州以南から海を渡って来たものです。東南アジアや沖縄などの暖かい地方で冬を越し、春になると海を渡って九州や四国に上陸し、日本列島を北上していきます。

 北上を可能にしているのは成長速度の早さで、産み付けられた卵は5日以内でふ化し、幼虫は25日から30日で成虫になり、その後1週間ほどで成熟し、約1カ月半で一世代を終えます。この世代交代の早さを利用して北海道まで渡って来ますが、寒さに弱い卵や幼虫は越冬できず、寒さが厳しくなる頃には全て死に絶えてしまうと考えられています。

 ちなみに海を越えて北海道に渡って来るトンボには、ほかにタイリクアカネやオナガアカネがいます。長距離移動をするトンボは、後羽の幅が広いなどの特徴があります。

果実は紡錘型

 ガガイモはガガイモ科に属するツル性の多年草で、山野の草地や道路脇などで姿を見ることができます。7月から8月にかけて葉の脇に10個前後の花を付け、秋になると長い絹毛が付いた種子がたくさん詰まった紡錘型の果実を付けるようになります。

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