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ふるさとネイチャーらんど

市街地で群れを成すムクドリ

2018/8/6配信

出光カルチャーパークへ出掛けてみよう

 出光カルチャーパーク(旧名称は市民文化公園)は苫小牧市中心部にある公園で、カルチャーパークという名前の通り、周囲に市立中央図書館や市美術博物館があります。公園内には芝生広場やミズナラ、クリ、ハルニレなどの林があり、市民の憩いの場になっていて、自然観察を楽しむこともできます。

8月上旬の出光カルチャーパーク周辺

 ムクドリやコムクドリの群れを見掛けることが多くなります。ムクドリたちは子育てが終わる夏になると、巣立ったばかりの若鳥が加わった大きな群れをつくり始め、市街地のあちこちで群れを見るようになります。電線に列をつくって止まり「リャーリャーリャー」と鳴きながら飛び回る様子はとてもにぎやかです。

ムクドリの仲間

 日本で見られるムクドリの仲間には、ホシムクドリ、カラムクドリと、勇払原野に生息しているムクドリ、コムクドリの4種類がいます。

 ムクドリは全長(くちばしの先端から尾羽の先まで)24センチほどで、体の色は全体的に灰色がかった黒色をしていて、顔は白っぽく、足とくちばしはオレンジ色をしているのが特徴です。コムクドリはムクドリよりも一回り小さく、頭部は薄い灰色で、雄の頬には赤茶色の模様があるのが特徴です。

 ムクドリの仲間が見られるのは人家周辺の農地や林で、市街地の公園などにも飛来します。4月下旬ごろに越冬地から飛来する夏鳥ですが、最近は道内の市街地周辺で大群が越冬するようになり、一部は留鳥(一年中いる鳥)になっています。

苫小牧市内でも越冬

 ムクドリの仲間は、苫小牧市の市街地周辺でも越冬するようになっています。このように、本来は本州以南で越冬するはずの野鳥が、南下せずに越冬するようになるのは地球環境の温暖化や都市環境の温暖化(ヒートアイランド現象)が関係していると考えられています。

1000羽に1羽毒を持つ?

 昔、土佐(現在の高知県)に住んでいた野中兼山という農民は、ムクドリが畑の害虫を食べていることをよく知っていて、人がムクドリを捕まえて食べないように「ムクドリは1000羽に1羽、毒を持っている」といううそのうわさを流して、保護した話が残されています。しかし、現在はムクドリの数が増え、果樹園などに被害を与えることがあるため、害鳥扱いする地域もあります。

食用にならない仲間も

 ナツグミはグミ科に属する高さ5メートルほどになる落葉樹で、5月から6月にかけて淡い黄色の花を咲かせ、7月から8月になると赤く熟した果実を付けるようになります。熟すと渋味が少なく、甘くなるため食用にできます。

 同じ仲間にアキグミがありますが、果実は渋味が強く食用に適しません。ちなみに果実が熟すのは10月ごろです。
 

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