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ふるさとネイチャーらんど

紅色が美しいベニマシコ

2018/6/18配信

ウトナイ湖へ出掛けてみよう

 ウトナイ湖は苫小牧市の東側にある沼で、多くの野生生物が生息することから、国の特別鳥獣保護区に指定されています。渡り鳥の重要な中継地や越冬地になっているためラムサール条約の登録地にも指定されています。自家用車やバスで出掛けることができます。JRの場合は「植苗駅」で下車し、国道36号まで歩き、苫小牧方面に向かいます。JRを使うと、途中でウトナイ湖に流入する原始河川の美々川や湖周辺の景観をゆっくり楽しめます。

6月中旬のウトナイ湖周辺

 林や草原に生息する野鳥の観察が難しくなり始めますが、湖岸を散策していると水浴びに訪れたベニマシコ(紅猿子)などの姿を見ることが多くなります。

冬もウトナイ湖に生息

 ベニマシコはアトリ科に属するスズメくらいの大きさの野鳥で、雌は全身が地味な茶褐色ですが、雄の成鳥は全身が紅色をしていて、とてもきれいです。
 名前は、雄の赤い羽の色と、猿の子(マシコ)ように顔が赤いことから付けられました。ちなみに英名でベニマシコのことをLong tailed Rose
Finch(尾の長いローズ色の小鳥)と呼び、こちらも雄の美しい羽の色に由来しています。
 平地から低山の林縁部や低木林などの開けた場所を好んで生息しています。ユーラシア大陸東部などの亜寒帯で、国内では夏鳥として下北半島の一部と北海道で繁殖しています。また道内では少数が越冬していて、ウトナイ湖では冬でも観察できます。ちなみに本州、四国、九州では冬鳥として観察できます。

特徴のある地鳴き

 繁殖期は5月ごろからで、低木の上ややぶの中に枯れ枝や枯れ草を使っておわん型の巣を作り、子育てをします。
 主な食べ物はイネ科やタデ科の植物の種や昆虫ですが、勇払原野では冬になるとナギナタコウジュの種を特に好んで食べる傾向があります。
 野鳥の鳴き声には一般的に繁殖期に聴かれる「さえずり」と普段聴かれる「地鳴き」があり、さえずりは野鳥の種類によって特徴があるので種類を知る基準になります。しかしベニマシコは「チュルチュルチー、チュルリチュルリ」と聞こえる複雑なさえずりよりも「ピッポ、ピッポ、ピポポ」と繰り返す地鳴きの方に特徴があり、地鳴きを聴けば生息していることを簡単に知ることができます。

5~6月に開花

 カラコギカエデは湿地の周辺などで見られるカエデ科の落葉樹で、成長すると10メートルほどの高さになります。花は5月から6月にかけて見られ、花を終えると長さ3センチほどの翼果(よくか、翼の生えたような形状の果実)を付けるようになります。

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