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ふるさとネイチャーらんど

原野の原風景とどめる山林

2017/11/27配信

つた森山林へ出掛けてみよう

 苫小牧市内のつた(蔦)森山林は勇払原野の原風景をとどめる数少ない場所の一つです。山林へは、バスなどの公共交通機関が無いので車で出掛けるとよいでしょう。国道235号脇に立つ「つた森山林」という標識を曲がると、すぐに小さな駐車スペースがあります。山林に入ると、散策路が描かれた案内板があり、これを頼りにエゾマツやコナラ、ミズナラなどの林や湿地を散策することができます。 

11月下旬のつた森山林

 林の奥まで見通しが利き、野鳥たちの姿が見つけやすくなります。この時期は山間部から下りてくるミヤマカケスが食べ物を探したり、隠したりする様子を観察できます。

原野にすむミヤマカケス

 国内で観察されるカケスの仲間には、ルリカケスとカケスの2種類がいます。
 カケスは本州、四国、九州、対馬に生息するカケスと北海道に生息するミヤマカケス、佐渡島に生息するサドカケス、屋久島に生息するヤクシマカケスの4亜種に分かれています。
 北海道に生息するミヤマカケスも本州などに生息するカケスも赤茶色の体に白黒と鮮やかな青が交じった美しい羽色をしていますが、頭頂部と虹彩の色で区別ができます。

初冬に山から市街地へ

 春から夏にかけてカケスたちの姿を見ることは少ないですが、秋になりドングリが落ち始めると、市街地などで飛び回る姿を見かけるようになります。
 これは、山間部で子育てを終え、冬を越すために暖かく食べ物が見つけやすい平地に下りてくるからです。市街地に下りてくる時期や数は年によって違い、山の実り(ドングリなど)が悪い年は平地に早く下りてきて数も多い傾向があるようです。

森をつくる役目も

 平地に下りてきたカケスたちは、厳しい冬を乗り切るために食べ物を集めます。ほとんどはミズナラやコナラなどのドングリで、集めると林の下に降り積もった落ち葉の下や木の根本に隠し、後で掘り起こして食べます。ちなみにカケスは頬袋に4~5個のドングリを一度に入れて運ぶことができます。
 ドングリを頻繁に掘り起こすようになるのは食べ物がとても少なくなる1月下旬ごろからで、雪や落ち葉をはねのけて探す姿をよく見掛けるようになります。
 エゾリスと同じで、隠した場所を忘れることがあり、忘れ去られたドングリが芽を出して成長することから、森づくりに役立っていると考えられています。

スズメバチの巣に注意

 木々が葉を落とした林ではスズメバチの巣を見つけることがよくあります。12月に見つける巣に働きバチがいることはまれですが、女王バチが越冬していることがあるので注意しましょう。

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