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ふるさとネイチャーらんど

河口周辺 渡り鳥でにぎやか

2017/10/2配信

鵡川河口へ出掛けてみよう

 むかわ町を流れる「鵡川」は、上川管内占冠村の山地を水源として太平洋へと流れ出る大きな河川です。河口周辺には草原や湿地、自然干潟のほか、人工干潟などがあり、多くの野鳥や生き物を観察することができます。むかわ町の「四季の館」を目指し、この施設から海に向かう道を行くとよいでしょう(地図参照)。途中に牛舎があるので、車で訪れる時は牧場の方の迷惑にならないようにしましょう。

10月上旬の鵡川河口周辺

 シシャモの遡上(そじょう)が始まると、河口周辺は繁殖地から南下してきたユリカモメやカモメ、シロカモメなどの渡り鳥たちでにぎやかになり始めます。

シシャモの遡上

 シシャモはキュウリウオ科に属する体長12~18センチになる小魚で、北海道の太平洋沿岸にしか分布しない日本固有種です。鵡川では10月から12月上旬にかけて、群れが遡上し、河口から数キロの浅瀬で産卵します。
 昔は道南のユーラップ川や長万部川、道東の別寒辺牛川などにも遡上していましたが、現在は鵡川、沙流川、十勝川、茶路川、庶路川、阿寒川、釧路川などになり、生息数も少なくなっています。
 1匹が産卵する卵の数は8000粒前後で、受精した卵は川底の砂利などに付着して春を待ちます。
 川底で冬を越した卵は翌年の4月から5月にふ化し、生まれたばかりの稚魚はすぐに海へ下り、太平洋沿岸で成長し、大部分は2年で親魚となって生まれた川に戻ってきます。

美しい夏羽

 ユリカモメは体長40センチほどの小型のカモメで、秋になると繁殖地から飛来し、北海道を中継地にして本州以南に南下する旅鳥です。
 雌雄同色ですが、夏羽と冬羽があり、夏羽は頭部から喉まで濃い黒褐色をしています。冬羽は頭部からおなかにかけて白く、頬に黒班があり、くちばしは赤くて先端のみが黒くなります。
 夏羽が見られるのは繁殖地へ北上する春で、越冬地では冬羽から美しい夏羽に変わっていく様子を見ることができます。

シロカモメとカモメ

 勇払原野ではオオセグロカモメとウミネコを一年中観察できますが、カモメやシロカモメなど他のカモメの仲間は、ほとんどが冬鳥や旅鳥として飛来します。
 シロカモメは国内で見られるカモメの中で最大で、背中が淡い灰色をしていて翼の先端(初列風切り)が白く、目が黄色いことなどが特徴です。
 カモメはウミネコと同じくらいの大きさで、姿もよく似ていますが、成鳥はくちばしの色がウミネコと違うので区別できます。

造花のように見えやすい

 シロヨモギは海岸の砂地で見られる高さ20センチから60センチほどのキク科の多年草。7月から9月にかけて花を咲かせます。全体に白い綿毛が密生していて、造花のように白く見えます。

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