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ふるさとネイチャーらんど

野鳥や生物の宝庫 鵡川

2017/8/22配信

鵡川河口へ出掛けてみよう

 むかわ町を流れる「鵡川」は、上川管内占冠村の山地を水源として太平洋へと流れ出る大きな河川です。河口周辺には草原や湿地、自然干潟のほか、人工干潟などがあり、多くの野鳥や生き物を観察できます。鵡川河口に出掛けるには、むかわ町の「四季の館」を目指し、「四季の館」から海沿いに向かう道を行くとよいでしょう(地図参照)。途中に牛舎があるので、車で訪れる時には牧場の方の迷惑にならないようにしましょう。

8月下旬の鵡川河口周辺

 草原では、ハネナガキリギリスのほか、エゾエンマコオロギやカンタンなどの鳴き声が聴かれ、セイタカアワダチソウの花を訪れるモンキチョウなども観察できます。湿地では水面を飛び回るギンヤンマなどのトンボも観察することができます。

名前は閻魔大王に由来

 エゾエンマコオロギは体長20ミリほどのコオロギの仲間で、名前は、顔を正面から見ると閻魔(えんま)大王のくまどりのように見えるところから付けられました。北海道にはほかにエンマコオロギがいて、眉状の斑紋がエゾエンマコオロギより大きいことからこの2種は区別できます。

冷涼な高地で鳴く

 カンタンは体長15ミリほどのバッタの仲間で、国内に広く分布していますが、北方系の昆虫のため、本州以南では冷涼な高地でなければ鳴き声を聴くことはできません。カンタンと同じ時期に鳴き、鳴き声がよく似ている虫にエゾエンマコオロギがいますが、カンタンの鳴き声はコオロギよりも低いことから区別することができます。

発生ピークは初夏と晩夏

 モンキチョウの成虫が見られるのは5月から10月にかけてで、年に3回から4回発生し、初夏と晩夏に発生のピークがあります。そのため9月下旬ごろまで花を訪れている姿をよく見掛けます。幼虫の食草はマメ科のアカツメクサやシロツメクサなどで、雌は食草を見つけると葉の裏に卵を1個ずつ産み付けます。

国内に幅広く分布

 ギンヤンマは体長が74ミリから80ミリになる大型のヤンマで、北海道から南西諸島の主要な島々にまで分布しています。生息している環境は平地から低山地の水生植物が繁茂するやや大きな水面のある湖沼などで、水面に縄張りを構え、飛び回りながら雌を探す姿が見られます。

花は昆虫に大人気

 セイタカアワダチソウは高さが1メートル以上になるキク科の多年草で、8月中旬から10月にかけて黄色い花を咲かせます。ほかの花が少なくなる時期に開花するため、チョウやハチ、カミキリムシの仲間など、多くの昆虫たちが蜜や花粉を求めて集まります。

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