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ふるさとネイチャーらんど

野鳥観察楽しむ樽前ガロー

2017/6/19配信

樽前ガローへ出掛けてみよう

 樽前ガローは支笏火山噴火時に形成された溶結凝灰岩が、樽前川によって浸食されてできたゴルジュ地形です。「ガロー」という名前は東北地方の方言に由来し、崖の間を川が流れる場所のことをいいます。行くには錦岡駅前から道南バスを利用する方法(北樽前下車)と自家用車で行く方法があります。自家用車の場合は、苫小牧市の市街地から国道36号を室蘭方向に30分ほど行き、「樽前ガロー入口」という表示板に従って向かうとよいでしょう。樽前ガローを観察する場所は「樽前ガロー橋」と上流にある「ガロー橋」の2カ所です。橋からはガロー独特の景観を見ることができ、川沿いの散策路や林では自然観察を楽しむことができます。

6月中旬の樽前ガロー周辺

 林に生息する野鳥たちが活発に活動する時期です。ガロー周辺の林でもビンズイ、イカル、エゾセンニュウなどのにぎやかなさえずりを聴くことができ、ひなへの餌運びに飛び回る姿も観察できます。

独特のディスプレー

 ビンズイはセキレイ科に属するスズメくらいの大きさの夏鳥で、原野へは5月上旬ごろに飛来し、海岸近くの平地から山地の広い範囲で繁殖しています。
 繁殖期には複雑な鳴き声でさえずるほか、独特のディスプレーフライトをします。こずえからさえずりながら翼を細かく羽ばたかせて垂直に上昇し、尾羽を上げてゆっくりと舞い降りるもので、ヒバリの飛び方によく似ています。
 しかし飛んでいる時間が短く、ヒバリのように高空に舞い上がることがないので、ディスプレーフライトの様子を見ればビンズイと分かります。

夫婦は仲良し

 夏鳥のイカルが原野で見られるようになるのは4月下旬ごろからで、平地から山地の広葉樹林で繁殖していて、繁殖期には「キリコキリコキー」という独特のさえずりが聴かれるようになります。
 夫婦はとても仲が良く、繁殖期が始まると常に一緒に行動し、抱卵が始まってからも雌は巣を離れる時に雄と鳴き交わして雄が迎えに来てからでなければ巣を離れません。

にぎやかなさえずり

 夏鳥のエゾセンニュウは、6月から7月にかけて「トッピンカケタカ」と聞こえるにぎやかで特徴のあるさえずりをします。朝や夕方に限らず、夜も聞かれます。やぶの中に隠れて(潜入して)いることが多いため姿を見ることがとても難しい野鳥です。

花が白いものも

 ハナニガナ(花苦菜)は山地の日当たりが良い場所で見られるキク科の多年草で、6月から8月にかけて直径1.5センチほどの黄色い花を咲かせます。ちなみに白い花を咲かせるものがあり、シロバナニガナと呼ばれます。

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