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ふるさとネイチャーらんど

野生生物の宝庫 ウトナイ湖周辺

2017/6/5配信

ウトナイ湖へ出掛けてみよう

 ウトナイ湖は苫小牧市の東側にある沼で、多くの野生生物が生息することから、国の特別鳥獣保護区に指定されています。また渡り鳥の重要な中継地や越冬地になっているためラムサール条約の登録地にも指定されています。自家用車やバスのほか、JRで出掛けることができます。JRを使用する場合は「植苗駅」で下車し、国道36号線まで出て、苫小牧方面に徒歩で向かいます。JRを使うと、途中ウトナイ湖に流入する原始河川である美々川の景観を楽しむことができます。

6月上旬のウトナイ湖周辺

 樹林や湖岸を散策するとカッコウやオオジシギなどの夏鳥に出合うことができます。また水辺や木道周辺に咲く花には昆虫の姿が目立ち始め、かわいらしいマルハナバチの仲間を見ることもできます。

北海道が重要な繁殖地

 オオジシギは越冬地のオーストラリアから渡ってくる夏鳥で、北海道が世界的に見ても重要な繁殖地になっています。草の実や若葉などを食べることもありますが、主に湿地や草原にすむ昆虫の幼虫やミミズなどを食べています。さえずりませんが尾羽を震わせ大きな音を出す、ディスプレーフライトを行って雌に求愛します。ディスプレーフライトをしている様子を観察していると、「ジャッチャー、ジャッチャー」という鳴き声とガガガ、ガーという大きな羽音を聴くことができ、迫力のある音から別名で「雷シギ」と呼ばれます。ちなみに名前は、体が大きな地シギという意味です。

初鳴きは5月下旬

 カッコウは東南アジア方面から飛来する夏鳥で、勇払原野では5月20日ごろになると「カッコウ、カッコウ」という初鳴きが聞かれるようになります。姿がとてもよく似た野鳥のツツドリは、カッコウよりもおなかにある横しまが太くはっきりしているのと、体の色も濃い青灰色をしていることなどから区別できます。ちなみにツツドリの鳴き声は「ポポポ…」で、カッコウとは全く違うので、鳴き声を聞くことができれば簡単に区別できます。

おとなしいハチ

 勇払原野にはエゾトラマルハナバチやエゾオオマルハナバチなど9種類のマルハナバチがいて、4月下旬ごろに姿を見せ始めます。体が大きく羽音が大きいので怖がられることが多いですが、とてもおとなしく、いたずらさえしなければ刺されることはありません。
 ちなみに最近よく話題になるセイヨウオオマルハナバチは外来種で、作物などの受粉用として日本に輸入されたものが、野生化して問題になっているものです。

観察路で群生

 ベニバナイチヤクソウは高さ10センチから25センチほどになるイチヤクソウ科の多年草で、山地の明るい林などで見ることができます。ウトナイ湖周辺では6月から7月にかけて、林や水辺の観察路で群生しています。

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