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(3)「ものづくり力」高める サッポロビール北海道工場・掃部 晃工場長

2018/1/11配信

 2017年を振り返って。

 夏の天候不順の影響で売り上げが前年をやや下回った。特に新ジャンルや発泡酒がやや不調だが、ビールジャンルは比較的順調。特に北海道限定ビールの「サッポロクラシック」は道民や観光客に愛飲していただき17年連続で売り上げアップが達成できた。わたしは北海道勤務2年目。仕事とプライベートの行動範囲が広がり充実した一年だった。

 厚労省北海道労働局の2017年度の「ベストプラクティス企業」に選ばれた。

 非常に光栄なこと。働き方改革は残業を減らしたり有給休暇を増やしたりすることが目的ではない。創出した時間を健康や生活の向上、さらに生産性の向上を図り、従業員の満足や専門性の高い人づくりを実現。その結果、お客さまに喜んでいただける商品づくりにつなげることが大切。まだまだ課題もあるので改善・改革を進めている。

 急増するインバウンドの個人旅行客の取り込みは。

 工場見学のお客さまは年間約4万人。外国人観光客は16年の23%から17年は25%と若干アップしている。16年は見学コースのリニューアル。17年は展示物や見学パンフレットなどソフト面に取り組んだ。台湾で委託製造、販売をしており、韓国と台湾で展開する広告ポスターを展示している。サッポロビールと北海道のブランドイメージの向上と消費拡大につながれば。北海道と恵庭をPRして集客効果に期待。英語、中国語、韓国語による地元の観光リーフレットも置いている。

 物流コスト対策は。

 物流部門では昨年ビール会社4社で鉄道コンテナなどを活用した共同配送を全国で初めて開始した。工場は円滑な物流体制を後押しするため、必要なものをタイムリーに安定的に供給できるように、ものづくり力をさらに高めたい。

 昨年6月の改正酒税法に続き、4月には業務用ビールが値上げ。

 値上げは物流コスト上昇への対応など業界共通の課題への対応でやむを得ないが、価格の変動がある中でお客さまに感動していただけるような商品づくりに磨きを掛ける。小ロットで多品種のビールを製造する技術力をさらに高めていく必要がある。

 人手不足の中で働き手の確保と技術の伝承は。

 ここ数年新人の採用が続き、若い人の比率が高くなってきた。「ものづくり」では「人づくり」が一番大切。定年退職後に再雇用、継続雇用という形でベテラン10人から技術伝承を推進。専門性を高めて伸び伸びと成長し活躍する若手の育成に力を入れている。

 18年の抱負は。

 工場の抱負は「一人ひとりが成長し組織力が向上すること」。工場方針通り「ものづくり力」をお客さまに感動を呼び起こすレベルまで高めたい。自身の抱負も「成長」。他社や各種団体の方々との交流や道内各地を訪ねて視野と見識を深め成長したい。そして良い「人財」を育成できるように研さんし150年を迎える北海道に貢献できれば。

 略歴 1988年筑波大第2学群生物学類卒業、サッポロビール入社。仙台工場、静岡工場、那須工場などを経て2016年3月に北海道工場長及び札幌開拓使麦酒醸造所代表取締役社長に就任。新潟県佐渡市出身。51歳。

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