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東千歳-シベリア「一期一絵」-竹津さん旅行記

(2)国立大美術学部を訪問

2017/8/9配信

 6月26日、午前9時に宿泊先のシベリア北海道文化センターを出て、国立教育大学美術学部を訪れた。卒業論文試験の最中とのことで、試験の様子を見学させてもらった。

 その日は、アニメの企画書のようにキャラクターを考えるという特別講義を行った。人や動物をまず正面や側面から描き、次に真下や真上からの図を想像して描いてもらった。

 「いろいろな視点から見る」ということを意識して東千歳中の生徒が描いた緑化啓発ポスターの作品を例に見せ、「視点を変えると世界が変わる」という話をした。

 授業の後、美術学部のスタジオを見学した。油彩、デザイン、工芸、テキスタイルなど日本と同じような科の構成だったが、どれもレベルが高く感心した。

 学部長と「地域に根差した教育」や「伝統を学ぶこと」の大切さについて語り合い、意気投合した。ただ、「なぜそれが大切なのか」と踏み込んだ質問をすると、はっきりとした答えは返ってこなかった。

 ロシアの人たちにとって美術や教育は国家のためのものであり、地域性や伝統を大切にするのは改めて考えるまでもない当たり前のことという意識なのかもしれない。

 「地域に根差すことは、世界でたった一つの作品を作るために大切なのだ」と自分の考えを伝えると、学部長は少し悔しそうな顔をして「だから、それを重視しているのだ」と答えた。

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