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豪雨被災地支援

(上)真っ先に現地入り 第11普通科連隊

2018/7/25配信

 「われわれも頑張ります。一緒に頑張りましょう」―。愛媛県宇和島市の吉田町地区で給水支援を展開する、第11普通科連隊(東千歳駐屯地)の隊員43人が心掛けているのは、被災者の目線に立った活動。第6普通科中隊の阿部啓二3尉(38)は「(被災された)皆さんがとても大変な思いをしている」と力を込める。

 同連隊は北部方面隊の第1次災害派遣部隊として、北方から真っ先に被災地入りした部隊の一つ。水トレーラー10両を被災地に移し、11日から給水支援を始めた。浸水や土砂災害で犠牲者も出た吉田町地区は、浄水施設が土砂崩れで壊滅的な打撃を受け、各家庭で断水が続いている。

 給水支援は午前7時から午後8時まで、同地区の住宅街で4カ所に分かれて展開。水トレーラーは給水量1トンを誇るが、1両につき1日6トン程度も消費する。タンクが空になるたびに、車両で約30分離れた地点で水を補給する。当初は道路も寸断された中で活動した。現在は道路の復旧こそ進んだが、車道幅も狭めで運転一つも気を使う。

 プラスチック製バケツなどを手に集まってくる住民たちに対し、阿部3尉は「しっかりあいさつし、少しでも元気になってもらえるような、言葉遣いを心掛けている」と話す。子供たちと話すときは腰をかがめるなどして目線の高さを同じに。高齢者たちの世間話に積極的に応じ、水を満たした重たい容器を一緒に運ぶ。

 気温は連日30度を優に超え、千歳とは10度近い差の日が続く。隊員も当然ながら疲労が積もるが「小まめに水分や塩分を補給するなど熱中症対策しながら活動している」と説明。「いつ復旧するか分からず、不安を口にする住民も多いが、特産のミカンを差し入れしてくれた方もいた。われわれも元気づけられている」と話し、被災者と共にいち早い復旧を願う。



 西日本を中心にした豪雨災害を受けて、陸上自衛隊第7師団(司令部・東千歳駐屯地)が被災地で支援活動を展開している。第11普通科連隊の給水と第7後方支援連隊による入浴の支援の様子を、7師団の写真提供と現地で活動する隊員への取材を通して紹介する。

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