4

24(水)

胆振の
明日の天気

雨後曇り

14 / 8

被災地町長に聞く-胆振東部地震から半年

(中)あびらチャンネル、町民の安心に 安平・及川秀一郎町長

2019/3/7配信

 ―半年を振り返って

 3カ月近く避難所生活を送った町民もおり、心身の負担は計り知れないほど大きかった。一方、防災無線を補完するテレビ放送あびらチャンネルでタイムリーな情報を発信し続けたことが、町民の安心につながったと思う。町内4地域で開いた町政懇談会も参加者が多く、地震後の前向きなまちづくりについて町民の貴重な意見を聞けた。だが、これから復興と思っていた矢先、2月21日に大きな余震があった。熊本地震を教訓に覚悟していたが驚いている。防災意識の高まりから人的被害はなかったのは幸いだったが、動揺した町民も多かったことだろう。保健師を中心とした心のケアを強化していく。

 ―復興に向けた具体的な取り組みは

 損壊した早来中は仮設校舎に移行した。利用期間は2年間なので、新たな校舎が欠かせない。現在、早来小との一体型の校舎建設を計画している。同じ敷地内に老朽化した早来町民センターも移転新築させ、子供から高齢者まで集える拠点にしたい。

 早来地区では被害を受けた店舗の解体が進み、商店街に空き地が目立ってきた。空き店舗も少なくない。新たに商売したい人への支援を強化するとともに、4月19日に開業する安平町の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」を訪れた人を、いかに街で集客できるか知恵を絞りたい。

 復興を進めるとともに、安心して住める魅力ある街づくりも欠かせない。安平町では昨年から、ユニセフ(国連児童基金)が提唱する「子どもにやさしいまちづくり事業」に取り組み始めた。被害を受けた公営住宅の建て替え、空き家リフォーム助成、新規就農者の支援などを通じ、人口流出を食い止め、定住につなげたい。

 ―国や道に要望したいことは

 一つは財政支援。早来小・中の校舎建設費、追分高体育館や臨空工業団地の専用水道施設の補修費など、災害復興助成の対象外になっているものについて道や国に要望する。復興に向けた人材も欠かせない。町職員は通常業務をこなしながら復興業務も行うため、どうしても人手が足りない。道にさらなる職員の派遣要請を行っていく。

週間ランキング

集計期間 04/17〜04/24

お知らせ

受付

苫小牧民報社から