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候補に聞く-2019道知事選

(上)雇用創出に全力 カジノ除外でIR推進-石川知裕氏(45)

2019/3/23配信

 与野党一騎打ちとなった道知事選(4月7日投開票)が始まった。立候補した石川知裕、鈴木直道両候補に、争点やキャッチフレーズに込めた思いなどを聞いた。(届け出順、2回連載)

 ―選挙戦で最も訴えたいことは何ですか。

 「人口減少が大きな課題。これの特効薬はない。しっかり子育て環境を整えること。雇用を創出していくことに全力を挙げたい。その上で、北海道を夢のある地域にしたい。『極東の宝石箱』と指摘する町長もいる。まさにその通りで、『北のハワイ』となれるような北海道にしたい」

 ―キャッチフレーズの「北海道独立宣言」に込めた思いは。

 「北海道はフロンティアスピリットあふれる開拓者が発展を推進してきた。一方で国の支援でも発展してきた。開拓者精神と国への依存心、この二つが入り交じっているのが北海道民だと思う。ただ、昨今は国への依存心が強くなり過ぎる問題がある。やはりもう一回立ち止まり、道民全体で北海道をもっと発展させるための知恵をみんなで絞ろうという思いを込めた。また、TPP(環太平洋連携協定)など国際交渉の影響で、本道の1次産業などは厳しくなっている。しっかり中央に『ものを言う知事』が必要。そうした思いも込め、独立宣言とした」

 ―カジノを含むIR(統合型リゾート施設)誘致には反対ですか。

 「次の50年、100年先を見据えると、やはり北海道は1次産業の発展と観光業が大きな2本の柱だ。確かに統合型リゾート(IR)というのは進めていくべきだと思う。ただ、そこにカジノが必要か、どうかということ。カジノについては賛成できません。やはりカジノ無しで、統合型リゾートを推進していくべき」

 「ハワイにカジノはありません。ハワイは観光立国として発展していくため、ギャンブルを排除している。だから、みんなが安心して遊べる。本道全体を考えた北海道ブランド確立ということであれば、カジノより、みんなが安心して遊んで行ってもらえるようにするのが、北海道100年の計じゃないかと思う」

 ―JR北海道の路線見直し問題へのスタンスは。

 「JR単独では維持困難線区を発表しているが、このままでは本当に札幌―函館、札幌―旭川ぐらいしか残らない状況になってしまうのではないか。鉄道は北海道の大動脈。JRには今ここで、いったん立ち止まってもらい、鉄路を残す方策を講じなければならないというのが大前提です」

 「廃止を前提にするのではなく、道がイニシアチブを取ること。そして市町村や関係者とも連携し、基幹的交通機関である鉄路を生かす方向性で検討したい。観光列車をやりたいという事業者も本州にはいる。そうした方とも連携を取っていくことが大事だ」

 ―胆振東部地震の発生を踏まえ防災・減災対策は。

 「一つは情報の共有が大切です。昨年のブラックアウト(道内全域停電)の時に、デマ情報で住民が右往左往するということが起きた。防災無線やSNS(インターネット交流サイト)を使って行政がきちんとしたものを公式に発信していくことが大事だ。もう一つは子供の頃からの教育も大切。三つ目は電源対策。ブラックアウトで一番大きかったのは、1カ所に電源が集中していたこと。やはり分散型エネルギー社会をつくっていくことが重要。原子力に頼るのではなく、再生可能エネルギーと既存の火力発電所などをしっかりミックスしていくことが大切だ」

 ―最後に政治資金規正法違反で有罪になった過去については。

 「最高裁まで私は闘いましたが、司法の判断が出ました。それをしっかり受け入れ、3年間の公民権停止という中で政治活動を続け、今、政治活動ができる立場になった。過去のことについては納得していないが、反省をして受け入れてきた。後は道民の皆さんが、過去の石川のことについて判断をいただくのか、未来の石川の政策に判断をいただくのか、お訴えしていきたい」

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