救護室の活動 伝え5年 野生動物や自然考えるきっかけに (2017/11/22) 気が付けば早いもので、ウトナイの木々たちも美しかった紅葉がすっかり散り、いよいよ大地の冬支度を感じる季節となりました。 さて、皆さまにご報告がありますが、こ…
事故から生還、環境教育で活躍 命のメッセージ伝えた6年 (2017/11/1) 先日、長きにわたりウトナイ湖野生鳥獣保護センターにて飼養されていたチゴハヤブサ(ハヤブサ目ハヤブサ科)が息を引き取りました。 2011年7月下旬、このチゴハ…
野生化した「ドバト」 尾翼切られ、着色され…保護 人為的、許されぬ行為 (2017/9/27) 先月下旬、一羽のドバト(ハト目ハト科)がウトナイ湖野生鳥獣保護センターに搬入されました。「ドバト」とは一般的に知られている名前ですが、正式には「カワラバト」…
新しいリハビリケージ設置 水鳥に配慮、扉や床など工夫 (2017/8/23) ウトナイ湖野生鳥獣保護センターに、新しいリハビリケージが誕生しました。製作者は当センターボランティア歴5年の熊野雄二さん。実は熊野さん、3年前にもリハビリケ…
カモ親子の引っ越し 近寄らず、そっとして (2017/7/26) 皆さんは「カモの親子の引っ越し」をご存じでしょうか。それまで過ごした場所から、餌や安全面等がより良い環境へ移動するための引っ越し。小さな体を目いっぱい動かし…
環境省自然環境局長賞を受賞 野生の命、未来へ託したい (2017/6/28) 私事ではありますが、このたび第71回愛鳥週間、全国野鳥保護のつどいにおいて、野生生物保護功労者として環境省自然環境局長賞を受賞しました。 第71回の「愛鳥週…
厳冬期に回復したオオコノハズク 傷病鳥獣のリリース タイミングには季節も重要 (2017/5/24) 救護の現場において「リリース」とは、保護された傷病鳥獣を再び自然界へ戻すことをいい、私たち救護員は日々これに向けて治療やリハビリを行っています。しかし傷病鳥…
終生飼養のヨタカ 人の手で給餌、技術も必要 (2017/4/26) 3月下旬、終生飼養のヨタカ(ヨタカ目ヨタカ科)が静かに息を引き取りました。「終生飼養」とはその字のごとく、「生命が終わるまで飼養する」ことをいいます。ウトナ…
両足骨折のオオヒシクイ 苦渋の決断、前例ない片足切断 (2017/3/22) 昨年の秋、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターに、両足に重傷を負ったヒシクイ(カモ目カモ科)亜種オオヒシクイが搬入されました。越冬のため、はるばる北方から日本にや…
この季節に観察しやすい「ウソ」 懸命に生きる姿に魅了 (2017/2/22) 野生動物救護の仕事柄、野鳥と関わることが多いため、「どんな鳥が好きですか」と聞かれることがよくあります。確かに毎日のように多くの野鳥と向き合う現場ではありま…