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冬ホッキ漁始まる 初日水揚げ917キロ 夏の卸値下回る 
苫漁協(動画あり)

2020/12/1配信

 水揚げ日本一を誇る苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)のホッキ漁は1日、冬漁が苫小牧沿岸で始まった。初日は3隻で917キロを水揚げし、卸値は1キロ当たり平均388円だった。新型コロナウイルスの感染拡大で高級食材は飲食店などの需要が落ち込んでおり、夏漁の同419円を下回るスタートとなった。

 苫小牧沿岸でのホッキの水揚げ量は、19年連続で日本一を継続。同漁協が徹底した資源管理で漁を展開し、地域団体商標「苫小牧産ほっき貝」にも登録されている。通常は殻長7・5センチ以上で漁獲可能なところ、同漁協は9センチ以上の大ぶりに限定して水揚げする他、移植放流などの漁場保全にも取り組んでいる。

 年間の漁獲枠を設けた上、漁期も夏の7~11月、冬の12~翌4月に分けている。今季の漁獲枠は年間約750トン。夏漁は7月1日~11月21日、漁船18隻・44人で411トンを水揚げし、漁獲高は約1億7200万円だった。冬漁は漁船20隻・漁業者44人体制で、秋サケ定置網漁が終わる3日以降に本格化する。

 この日は未明に操業し、午前5時半ごろに相次いで苫小牧港・西港漁港区に帰港。海は若干荒れ模様だったため、漁港区近傍で漁は短時間だった。幸栄丸船長で、冬ホッキ部会船団長の中出弘幸さん(54)は「冬ホッキは身が締まっておいしい」と強調。「今年はコロナで休漁した日もあったが、冬は価格が上がってほしい」と願っていた。

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