店主の今野志保さんが仕入れから販売まですべて１人で手掛ける菓子店。カフェやハンドメードイベントに出店しており、２０１９年６月に苫小牧市泉町から市内高丘の現店舗に移転した。客層は小学生から８０代まで老若男女に広く愛されている。

　お薦めのシフォンサンドは、フルーツを挟んだものからピスタチオ、生チョコバナナなど季節に合わせて５種類ほどを提供している。今野さんは「果物はその時一番おいしい旬のものを選んでいる」とこだわりをみせる。値段は３８０円から。

　シフォン生地は乳製品とベーキングパウダー不使用。無調整豆乳と太白ごま油を用いることで、きめ細かくしっとりとした生地に仕上げている。

　生地を作る時は「季節によって卵の水分量が異なるため、毎回豆乳の投入量を変えている」と語り、これまでの経験がおいしいシフォンケーキ作りのカギを握っている。

　他にもロールケーキやスコーンなどの焼き菓子を取りそろえている。

　今野さんは、店に並べる菓子について「特別な日のお菓子ではなく、普段のおやつとして食べてもらえるお菓子を作っていきたい」と話す。

　苫小牧市高丘９の２２。毎週火・木・土曜営業。午前１１時から売り切れ次第閉店。携帯電話０９０（６８９７）７５０５。