「おなかいっぱい」と元気になる客の姿にやりがいを感じ、ランチ、ディナー、配達弁当と休む間を惜しんで、心のこもった食事を届ける苫小牧市錦町の料理店。昨年１０月にオープンした。

　１週間に同じ主菜が出ることは、ほぼない―という「日替わり定食」（税込み１２００円）が自慢のメニューだ。おかずは、揚げ物を少なく、野菜を多めにすることを心掛け、品目は少なくとも５品以上。煮物、焼き物、あえ物などバラエティーに富む。店主の平清水明美さん（５３）は「濃過ぎず薄過ぎずを心掛け、甘い、酸っぱい、辛いなどあらゆる味をバランス良く取り入れるようにしている」と話す。

　米はむかわ町の農家から仕入れる「ゆめぴりか」を使用。他の食材は「特別な物は使っていない」というが、足しげく通う常連客は和洋折衷のメニューから、平清水さんの食への思いを感じているよう。

　店内は白と茶色を基調とした落ち着いた雰囲気で心地よい。「目でも楽しんでほしい」と食器は信楽焼を使用し、厳選した全国各地の地酒もそろえている。

　苫小牧市錦町２の４の１９。営業時間は昼の営業が午前１１時３０分～午後１時３０分。夜は午後６時～同１１時（コロナの影響で時間の変更あり）。木、日曜定休。金曜は配達弁当のみ。電話０１４４（８４）５１８４。