ぷちぷち食感楽しんで
苫小牧 クプクプカフェ
海ぶどう丼
2020/6/15配信
苫小牧市美原町の沖縄料理店。1番人気は月替わりのランチメニュー(税込み1680円)だ。6月は「海ぶどう丼」をメインに、ゆし豆腐などを一緒に提供している。
海ぶどうは温かい海に生息する海藻で、冷蔵ができず、17度前後の常温で管理するデリケートな食品。同店は沖縄県から直送で仕入れており、5~6月ごろしか手に入らないという。このため、海ぶどう丼は毎年6月に提供し、この時期の定番メニューになっている。
紫色の米に炊き上がる沖縄名産の黒紫米の上に、わさびじょうゆで味付けをしたとろろと海ぶどうを乗せた一品。店主の西本笑美子さん(68)は「海ぶどうのぷちぷちとした食感が魅力です」と話す。
ほかに沖縄県産のサトイモ「田イモ」の空揚げやナーベラー(ヘチマ)のゴマ味噌和(みそあえ)えなどを付けている。
店内には、西本さんが夫の故・仁志さんと1982年ごろから沖縄県の島々などで約20年かけて収集したチョウの標本箱が約130個展示されている。収集で訪れた沖縄県の民宿の食事の味に感動し、2003年に同店をオープンした。
テーブル席が7席と小上がりに円卓などの席を設けている。ランチメニューのほか、ソーキそば(同1100円)やタコライスセット(同1680円)でも沖縄の味を堪能できる。
苫小牧市美原町3の11の18。営業時間はランチが午前11時から午後2時半まで。ディナーが午後5時から同9時半ごろまで(入店は午後8時まで、ラストオーダー午後8時半)。入店は小学生以上。木曜定休。電話0144(67)6575。